Ace Frehley - Origins 1
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Ace Frehley - Origins 1 (2016)

情報のアンテナはホントにあちこちに張っておかないと面白いモノを取りこぼす事になる。一人であれこれやってるだけじゃなかなか漏れるよなぁ。かと言ってしょっちゅう誰かとロック話しているワケでもないからアンテナったって難しいし、何でもかんでもってなると情報の洪水に呑まれてしまった自分が好みそうな情報を見逃すだろうしと、色々と難しいんだよ。なので時間を適度に取ってひたすら漁るって事するけど、それでも偏っちゃうし、それをカバーするためにTwitter見てたりするけど…、まぁ、リアルじゃなくても見つけられれば楽しめるからいいか。つくづくそう思った今回の発見モノ。
Kissのエース・フレーリーのソロ名義作で2016年にリリースされた「Origins 1」。このムサいおっさん誰だ?から始まるジャケットだが、あのKissのエース・フレーリーがロックの名曲の数々をカバーしたアルバムをリリースした、ってなモンだ。もちろんその中にはKissも入っているというユーモアもあって、なるほど楽しめるんじゃないかとちょいと期待。冒頭から「White Room」でこれがまたかなりワイルドな音と質感と演奏で、さすがにアメリカ、こういうあっけらかんとした空気感でカバー出してくるか、と。もちろん原曲に忠実にカバーされているから個性という部分では別に何も無いけど、他の曲も含めて音やギターにやっぱり一本筋の通ったエース・フレーリー節ってのがある。ブレずにアルバム全曲芯が通ってるもん。歌がってのもあるけど、曲もバラバラなハズが割と統一感ある感触ってのは面白い。ギターも良く弾けてるよなぁ…やっぱり才能のあるギタリストだなと改めて実感。
それにしても面白い。こんだけワイルドな音で70年代の名曲郡が蘇るってのがあまりあり得ないし、プロダクションも一級だから現代的で且つアメリカ的快活なサウンド、ジミヘンの「Spanish Castle Magic」だってジミヘン以上に聞こえる感触すらあるしなぁ…、そりゃ50年前のサウンドと比べちゃうからだろうが。んでもってフリーですよフリー、フリーの「Fire & Water」ってね、レスポールの音も含めてよくコピーしてるよ…さすがだ。ちょいとピッチ早めなのが気にはなるからややポイント下がるけど、それでもアルバムの統一感的には見事。よく聴けば全然コピーなんてしてない、しっかりと自分流に弾いているし、音だってそうだ。それでも曲に対するリスペクトなんだろう上手い具合に融合して出てきて面白い。んで、これポール・スタンレーが歌ってるのか、やっぱり上手い。さらにびっくりなThin Lizzyの「Emerald」だよ。好きなんだよなぁ、これ、ギターソロどうなってるのかな〜なんて聴いてるとかなり迫力あるツインギターで攻めてくる…、ん?と思ったらガンズのスラッシュが弾いてるようだ。いや〜、こりゃ凄い…ってか曲そのものがこういう現代的な音になってるから、迫力を増しているのもあるけど素晴らしい出来映え。んで、Zeppelinから「Bring It On Home」ですか…、よりによってこんな曲を選んでくるってのは色々な思惑があったんだろうけど、アレンジしやすかったのか、かなり独自解釈でカバーしていてユニーク。「Wild Thing」はオリジナルの方のカバーでジミヘンのじゃないから軽めと言えば軽めで、時代的にこっちの方がリアルだったんだろう。さて、幾つかのKissカバーソングはさほど違和感なくカバーされていると言えるのでは?それにしてもKissのメンバーでの再録音じゃなくてここでのセルフカバーって…ってのはしょうがないんだろうけど、それこそ本人たちにゲスト参加してもらえば面白かったのに。そしてキンクスのカバーだ。やっぱりキンクスってこの世代の人間たちにはインパクトあったバンドだったんだろうなぁ、大抵の人がカバーするもん。そして残念ながら本家本元に負けてるじゃないか、って思えるナンバーに仕上がってるのは歌のせいか?
などなど、何度も聴かないけどこういう解釈での今時の録音による名曲の扱いってことで楽しめた。どっかで流れてたらすごく気になったかもしれないんで、こういうのって知っておくと楽しめる。

情報のアンテナはホントにあちこちに張っておかないと面白いモノを取りこぼす事になる。一人であれこれやってるだけじゃなかなか漏れるよなぁ。かと言ってしょっちゅう誰かとロック話しているワケでもないからアンテナったって難しいし、何でもかんでもってなると情報の洪水に呑まれてしまった自分が好みそうな情報を見逃すだろうしと、色々と難しいんだよ。なので時間を適度に取ってひたすら漁るって事するけど、それでも偏っちゃうし、それをカバーするためにTwitter見てたりするけど…、まぁ、リアルじゃなくても見つけられれば楽しめるからいいか。つくづくそう思った今回の発見モノ。
Kissのエース・フレーリーのソロ名義作で2016年にリリースされた「Origins 1」。このムサいおっさん誰だ?から始まるジャケットだが、あのKissのエース・フレーリーがロックの名曲の数々をカバーしたアルバムをリリースした、ってなモンだ。もちろんその中にはKissも入っているというユーモアもあって、なるほど楽しめるんじゃないかとちょいと期待。冒頭から「White Room」でこれがまたかなりワイルドな音と質感と演奏で、さすがにアメリカ、こういうあっけらかんとした空気感でカバー出してくるか、と。もちろん原曲に忠実にカバーされているから個性という部分では別に何も無いけど、他の曲も含めて音やギターにやっぱり一本筋の通ったエース・フレーリー節ってのがある。ブレずにアルバム全曲芯が通ってるもん。歌がってのもあるけど、曲もバラバラなハズが割と統一感ある感触ってのは面白い。ギターも良く弾けてるよなぁ…やっぱり才能のあるギタリストだなと改めて実感。
それにしても面白い。こんだけワイルドな音で70年代の名曲郡が蘇るってのがあまりあり得ないし、プロダクションも一級だから現代的で且つアメリカ的快活なサウンド、ジミヘンの「Spanish Castle Magic」だってジミヘン以上に聞こえる感触すらあるしなぁ…、そりゃ50年前のサウンドと比べちゃうからだろうが。んでもってフリーですよフリー、フリーの「Fire & Water」ってね、レスポールの音も含めてよくコピーしてるよ…さすがだ。ちょいとピッチ早めなのが気にはなるからややポイント下がるけど、それでもアルバムの統一感的には見事。よく聴けば全然コピーなんてしてない、しっかりと自分流に弾いているし、音だってそうだ。それでも曲に対するリスペクトなんだろう上手い具合に融合して出てきて面白い。んで、これポール・スタンレーが歌ってるのか、やっぱり上手い。さらにびっくりなThin Lizzyの「Emerald」だよ。好きなんだよなぁ、これ、ギターソロどうなってるのかな〜なんて聴いてるとかなり迫力あるツインギターで攻めてくる…、ん?と思ったらガンズのスラッシュが弾いてるようだ。いや〜、こりゃ凄い…ってか曲そのものがこういう現代的な音になってるから、迫力を増しているのもあるけど素晴らしい出来映え。んで、Zeppelinから「Bring It On Home」ですか…、よりによってこんな曲を選んでくるってのは色々な思惑があったんだろうけど、アレンジしやすかったのか、かなり独自解釈でカバーしていてユニーク。「Wild Thing」はオリジナルの方のカバーでジミヘンのじゃないから軽めと言えば軽めで、時代的にこっちの方がリアルだったんだろう。さて、幾つかのKissカバーソングはさほど違和感なくカバーされていると言えるのでは?それにしてもKissのメンバーでの再録音じゃなくてここでのセルフカバーって…ってのはしょうがないんだろうけど、それこそ本人たちにゲスト参加してもらえば面白かったのに。そしてキンクスのカバーだ。やっぱりキンクスってこの世代の人間たちにはインパクトあったバンドだったんだろうなぁ、大抵の人がカバーするもん。そして残念ながら本家本元に負けてるじゃないか、って思えるナンバーに仕上がってるのは歌のせいか?
などなど、何度も聴かないけどこういう解釈での今時の録音による名曲の扱いってことで楽しめた。どっかで流れてたらすごく気になったかもしれないんで、こういうのって知っておくと楽しめる。
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