Vintage Trouble - Vintage Trouble

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Vintage Trouble - Vintage Trouble (2015)
華麗なるトラブル(初回限定盤)(DVD付)

 探してみれば新しくも古いバンドはいくつもあったりする。それがそのまま残っていけるかどうかってのはあるが、アプローチとしては古い音の再現だけでなく必ず新しいエッセンスが入っているからそのバランスとか上手く出来ればしかkりとシーンでやっていけるのはあるだろう。そもそもロックのエネルギーをきちんと持ってれば自ずとそれなりのスタンスで進んでいくハズだし、何も全てを真似するバカもいないだろうし、また出来ないだろうし。色々な新鋭バンドを見ているとそんなことを思う。

 今回もまた…、今度はロサンゼルス出身ながらも出てくる音のモチーフに聞こえるのは60年代のR&B、しかも英国で流行ったような音が出てきているバンド、Vintage Trouble。セカンド・アルバム「Vintage Trouble 」が2015年にリリースされているけど、これがまたカッコ良い。ビデオ見ててちょいとびっくりしたのがボーカルが黒人ってトコだ。声聞いててもそんな感じはしなかったけど、ばっちり黒人。バンドは白人というパターンで今の時代でもそれほど多くはない人種ミックスなバンドで、歌がまた上手い。ソウルフルってよりかR&B的な部分が大きいのかな、あまり聴かないジャンルだから分かんないけど。それはともかく、曲がこれまた良い。The WhoやSmall FacesがやりたがっていたR&Bの世界にさらにビートが加わってプレイされているという素晴らしきノリの良さ。リズムが強烈なんだろうな、もうちょっと演奏がシャープだともっとキレるんだろうけど、そのゆるさもまた味か。

 圧倒的なライブバンドだと思う。曲も構成も音もシンプルだから複雑なことは何もなく、単にライブ楽しもうぜ、みたいなことを信条としているんだろうと思うし、そうやって楽しむには調度良いサウンド。しかし強烈なバンドだなぁ…、こういう音が今の時代に出てきて受け入れられているってのがいつも思うけど不思議だし面白いし、先人たちのアルバムを今更買う若者も少ないだろうから、こうやってリバイバル的なバンドが出てくることで音楽性を引き継いているってのはいいよな。







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フレ
Posted byフレ

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