Mojo Man - Mojo Man

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Mojo Man - Mojo Man (2015)
モジョ・マン

 不定期だけど新しいバンドを一気にガチャガチャと漁りまくることがある。その時その時の自分の気分で漁る方向自体は違うんだけど、結局いつも同じような所でツボにハマって深掘りしていく事が多い。知らないジャンルとかだと試してみたりする時間をかけることはあるけど、古い音をいかに最新の音でやるか、みたいなバンドももう当たり前に出てきてるからその加工具合を楽しむっていうのもあるし、自分が慣れている音ってのもあるからその系統のは割とチェックしている。そうしてると面白くてね、なんとなくやっぱり5年に一バンドくらいはそういう類のバンドがちやほやされていてシーンの端っこにいたりするからさ、そんなのを見つけて聴くとさ、これがまた…。

 2015年暮れにオランダから出てきたMojo Manという見事なブルースロックバンド…、ブルースロックとも言えないけど、オランダからだからもう何でもぐちゃぐちゃではあるか(笑)。デビュー・アルバム「Mojo Man」からしてもう何でもありな感じだけど基本的に土臭いスタンダードなブルースに根差したギターやバンドの音があって、そこにホーンセクション入ったりして、ちょっと聞いてても国籍不明なサウンドとしか言えない。ボーカルも軽いと言えば軽いけどシャガレて出てきてるからそんなにバンドとして音が軽いわけじゃない、でも聴きやすい具合に鳴ってるから不思議。何よりもやっぱりパワーとエネルギーに満ち溢れていて、こういう若さとか勢いや実験精神みたいなのが嬉しいし、自分が聞いてて熱くなる所のひとつだよな。

 音に縛りがない。多分ブルースロックってのを意識してるんだろうけど、到底そこに収まらない幅広さがあるからどんだけリスナーを楽しませてくれるかってのはこれからまだまだ味わえそうだ。ちょっと間違えると簡単にカントリーあたりも出来てしまうだろうし、それでいてオランダだから何かヘンなトコあるしさ。なかなかこのバラエティに富んだバンドは注目に値するこれからがとっても楽しみなバンドです。







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フレ
Posted byフレ

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