The Temperance Movement - The Temperance Movement

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Temperance Movement - Temperance Movement (2013)
Temperance Movement

 やっぱり紙媒体の雑誌って情報をまとめて取るには便利なモノなんだと思った。昔に比べたら雑誌なんて全く買わなくなってるし、本屋さんにも行くことがなくなってるから立ち読みでちょこちょこっと情報を漁るってこともなくて、自分が欲しいと思った情報を取りに行くだけのネットの情報の探し方とは大きく異なる紙媒体の雑誌からの情報はなかなか楽しめた。マニアックな情報はネットに任せて幅広く情報を手に入れるには雑誌はやはり手軽で便利かも。難点はそのまますぐに不要になってしまうから邪魔なものになるってトコか。じゃ、デジ本にしときゃいいのか。そうなると多分読まないんだろうと思うのだから不思議なものだ。

 さて、英国からまたまた出てきている往年の70年代ブルースロックそのままをやってるバンド、Temperance Movementなるバンドのファーストアルバム「Temperance Movement」が2013年にリリースされてて、今はもうセカンドアルバム「white bear」もリリースされてるので、それなりに需要があるバンドなんだろうと。いやいや、ここまで古臭くて泥臭いのはなかなか見当たらないくらいのモロにブルースロックバンド…ながらもギターそのものは別にブルースなものじゃないのは面白い。アプローチはフリーが一番近いのかもしれないけど、あの重さとノリではなくってバドカンとフリーの間みたいなところか。ボーカルの声質がシャガレ声だからどうしてもロッドやポール・ロジャースと比較されるけどもうちょっと生理的には受け付けにくい声に聞こえるか。ただ、ギターの音は良いな、これ。ストレートな音で古いロックファンには聴きやすい音してるし、曲調も古臭い構成が中心なのでわかりやすい。そうなるとバンドの個性は?となるけど、これがありそうでなかった隙間的な音を出しているとでも言えば良いのか、確かに今の時代のバンドの音ではある。オマージュってんでもないし、なかなかユニークな音だね。

 ギターのカッティングやフレーズが大胆でザクザクくるのが良いなぁ…、そこにオーソドックスな歌がスタンダードなドラムとベースに支えられて出てくる、ツインギターもR&R的な絡みでストーンズってよりもジョージア・サテライツ的なトコあるけど、こういう味わいは今の時代になかなかないから嬉しいサウンド、曲のクォリティもまずまずで多分じっくりと何度か聞いていくと味わい深くなる類の音なんだろう。自分的にちょいと物足りないのはやっぱりモノホンのブルースギターか。それでもこういう音で心地よく楽しめるのはいいね。







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フレ
Posted byフレ

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