Sonny Criss - Go Man!

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 50年代末期のジャズ界と云えば60年代末期から70年代にかけてのロック界と同じく、多種多様のアーティストがこぞって作品を世に出してしのぎを削り合っていた熱い時代で、その分当然ながら名作名盤、そして名レーベルなど多数生まれているのだが、中でもブルーノートと云うレーベルは独特の文化が創られており今でも数多くのファンが存在する。もちろん他にも幾つかあったが、今回は超マイナーなインペリアルレーベルからの傑作をリリースしたソニー・クリスを取り上げてみよう。

 「ゴー・マン!

 ジャケットが良いよな、ホント。色っぽいオンナを後ろにスクーターで走る…、そして中の音楽はいやらしさたっぷりの男の色気が情熱的にアルトサックスでプレイされていて、どの曲も色気が漂っている。もちろんソニー・クリスのサックスなんだけど、こういう作品聴いてるとホント酒が飲みたくなる(笑)。初っ端の「Sonny Criss - The Complete Imperial Sessions - Summertime サマータイム」が有名なためどうしてもそこに焦点が集まりがちらしいけど、アルバム単位で聴いているので全くおかまいなし♪ とにかくジャケットを裏切らない色気を持った作品で、スタンダード的なモダン的な曲が多く入っているので聴きやすい。ピアノにソニー・クラークを配しているってのも人気の的かもしれない。何てったって彼がブルーノートに残した傑作アルバム「クール・ストラッティン」と並べてみれば一目瞭然、どっちも素晴らしいジャケットだってことがわかるでしょ。

 ん?話が逸れてる?しょうがないよ、それも含めてジャズの良さなんだからさ。個人的にジャズっつうのは、特にこういうモダンなジャズってのは家で一人で聴くものではなくってやっぱジャズ喫茶で酒を飲みながら聴くっつうのが染みついているので、近くには色っぽいお姉ちゃんがカウンターで酒飲んでて…なんていうシチュエーションを想像、いや、いつまでも永遠に想像なんだが、するわけだ(笑)。実際、まずあり得ないので…、そこで音楽に浸る、うん。あとね、ジャズ喫茶ってやっぱスピーカーが良いからデカイ音じゃなくても良い音で聴けるので、そこで生に近い音を楽しめるんだよ。これはほんとに凄いモンでさ、いや、ロックでも同じなんだけどバンドが目の前にいる感覚になるくらい音の再現度が高いと滅茶苦茶興奮するんだって。で、ブルーノートとかはそういう音作りが上手くて堪らんのだよね♪

Sonny Criss - The Complete Imperial Sessions The Complete Imperial Sessions
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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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einnonti-H  
定番

「クール・ストラッティン」は当家では
永遠のジャケ飾りの1枚です。

ジャズ喫茶には球のアンプにパラゴンで
楽しみたいとこです。特にモダンは。
勿論アナログで。
ブルーノートのウラジャケ読むのが好き
なんです・・・

2006/11/10 (Fri) 21:07 | EDIT | REPLY |   
papini  

なんか毎日コメントしてるなぁ(笑
ま、いっか。
これ、ジャケ買いした。
もちろん、LP。
なんか高かった(笑
「GO MAN!」よりも、「COOL STRUTTIN'」の方が好きで
よく部屋に飾るなぁ。

んで、あ、中身ね(コラ
お!なんかこのサックスすごくない?って感じで
聴いた記憶がある(マテマテ
そんで、ソニー・クリス自体の音盤だと
「UP,UP AND AWAY」が好きだったりするけど
これのタル・ファーロウがもう・・・

・・・・あ

話、すっげぇ脱線したね(笑

2006/11/10 (Fri) 21:20 | EDIT | REPLY |   
フレ  
どもども♪

>einnonti-Hさん
やっぱ「クール・ストラッティン」は名作ですからねぇ…、どうしても本題から逸れるだろうなぁとは思ってましたから(笑)。そういえばその「クール・ストラッティン」ってアウトテイクスみたいなのがあるみたいで、そっちはジャケットの文字が緑色なんですよね。だからその二枚を並べるのが更にツウなワケです♪なんて教わりました(笑)。

>papini嬢
毎日ついつい書いちゃうって感じでしょ?まぁ、今空いてるからいいじゃないの(笑)。ジャケ良いんだよ、ほんと。惚れ惚れするもん。で、中身、タル・ファーロウが…いや、そうじゃなくって(笑)。まぁ、いいじゃないか。気持ち良い音楽だからね。

2006/11/11 (Sat) 13:10 | EDIT | REPLY |   
Bono  
クール・ストラッティン♪

このアルバムには相当な思い入れがあります。
数あるブルー・ノート作品の中で、一番好きなアルバムです。
ジャケも含めて。
実は、このアルバムを録音した日と私の誕生日が同じ日なんですよ。
勿論年代は違いますが(笑)。
このアルバムの演奏も凄いですが、
ジャケットも実にいいですよね。
当時ブルー・ノートのアルバムジャケに
そのアーティストの写真が載らないのは
珍しいとされ、かなり話題になったそうです。

2006/11/17 (Fri) 00:54 | EDIT | REPLY |   

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  •  Cool Struttin' / Sonny Clark
  • 最近、今までちょっと遠ざかっていたJAZZをまた聴きだしています。結構夏になると聴きだすようですね。今日は休みで、夕方まで独りだったんで思う存分堪能しましたよ。で、久しぶりに今日聴いたアルバムは、Miles Davis「Cookin'」John Coltrane「Giant Steps」Lee Morgan「
  • 2006.11.17 (Fri) 00:56 | Whiskey from the Glass