Lacuna Coil - Delirium

Lacuna Coil - Delirium (2016)
Delirium

 世の中は色々変わっていくし、昔は考えられなかったような事も平気で起きていく。自分にしても聴くとは思わなかった音楽のジャンルをを聴いていたり、飽きることはないだろうって思ってたのも今じゃ全然聴かないなんてのもあったり時間は様々な事物を変えていくのは歴史が証明しているか。ただ、それでも本質的な所はやはり変わらないのはこれまた人間のお話。ココ最近の色々な出来事を見ていて思うのは、そんなお話で、適当に相変わらずロックらしきものを聴いていたりする毎日。

 Lacuna Coilの2016年新作、6枚目?くらいになるのかな、「Delirium」。何でも楽器演奏陣の大半がバンドから離脱していて、一体どうなることやらみたいな雰囲気だったらしいが出てきた作品の音を聴く限りではバンドメンバーって結局誰でも良かったんだろうなぁ、みたいな感じに大して音的には変わらない印象。一方で楽曲そのものへのアプローチはかなり変化していて、これまでよりも一層ヘヴィにダークに仕上げてきている感触が強く、それは時代に合わせてきたと言う部分もあるだろうし、思い切りこっちに軸を振ったというバンドの判断でもあるだろうか、この世界に軸足持ってくると、男女ツインボーカルという特性個性がより一層生きてくるというのも読みとしてあるだろうね。唯一無二と言っても良いくらいのメーターぶっちぎりの歌い手二人ではあるし。

 今回は冒頭から含めて男性デスボーカル系の比重がかなり高い。このバンド、男の出番少なくてヒマだろうな、なんて思ってたから、こんだけ出てくるとようやく出番が増えたのか、なんて思うのだが、そういう幅の広さとカバーする領域の広さもLacuna Coilの個性、かなり強いよね。一方のクリスティーナ嬢も随分と粘っこい歌声になって振り絞った歌がガンガンと出てくる。サウンド的には基本路線変わらずだけど、それなりに新しい取り組み、アプローチは入っててアメリカのヘヴィ市場への攻略はバッチリ出来ているというところか。しかし相変わらずの7弦楽器ばかりなんだろうなぁ、この重低音は。適度にキャッチー、ほとんどヘヴィ、それでもバンドらしさは出ているという見事な出来映えで、こんな素人リスナーでも良い作品なんだろうな、と判ってしまうくらいの作品。



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