The Pogues - Peace & Love

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The Pogues - Peace & Love (1989)
Peace & Love

 軽くパブに行った時は大抵ギネスを飲む。普通のビールからしたらちょい高めな価格設定ではあるけど、まぁ雰囲気を味わうってのもあるしいいじゃないかと自分を納得させながら飲む。マイルドな味わいで飲みやすいけど重みがあるってのかな、日本のビールってキレ味がどうのってのが多いけど、真逆なのは気候のせいか。アイリッシュパブって結構あちこちにあるんだなぁとつくづく街に出ていると思うが、軽く一杯ってのにはちょうど良いし、仲間と明るく過ごすってのにも良い雰囲気だし割と好きだね。まぁ、相手がいりゃ誰でも楽しめるんだけどさ。

 アイルランド系にハマっている今日此の頃、何となくは知ってるけどそんなにたくさんのバンドを知ってるワケじゃない、けど好きな類の音だから機会あれば聴いていたいなと思う。良い機会だからちょっと掘り下げてみようかな、なんて気もしてるけどどこまで続くか(笑)。アイルランドの酔いどれパンクバンドとして知られているThe Poguesの1989年の作品「Peace & Love」。一般的に全盛期と言われる時代のアルバムになる…、そういえばこの頃良く見かけたジャケットだ。その頃は全然興味なくって聴いてもいなかったからジャケットの記憶が残っている程度だけど、いつしかそういうのも聴くようになってきてアイルランドの面白さにはハマる。今改めて聴いてみると確かにパンクじゃないしアイルランド民謡的な側面の方が強いから、世界に出てきた時は面白く取り上げられただろうなってのも分かる。大体ギター歪んでないからそもそもロックやパンクというカテゴリになるのか?って具合だけど、歌がパンクなんだよな。バックの音はパブで生演奏でやってるようなアコーディオンやフィドルなんかで彩られた陽気な民族音楽のビートが利いたような感じでアコースティックな部類に入るんじゃないか。

 旋律が良いんだろうね。シェインの退廃的な歌い方も味があるけど、明るいくせにちょいと切ない感じのメロディとか見事にアイルランド以外の何者でもないって楽曲、多分どんな楽器で演奏してもこのヘンは変わらないだろうからアイルランドロックってのが出来上がる。根本的な所で土着的な旋律が出来上がってるっつうか…、ちょいと前にバイオリン系を取り上げていたくらいにはフィドルの音色が好きなので、そもそもこういう音が好みってのはあるが、楽しめるシロモノだ。こういうのでギターが熱く鳴ってたら面白いだろうなぁ…、それが「Black Rose」なのかもしれないけど。パッとすぐに入れるバンドじゃないだろうけど、音楽にハマった人ならこういうの面白く感じるんじゃないかな。





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フレ
Posted byフレ

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