John McLaughlin - Extrapolation

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John McLaughlin - Extrapolation (1969)
Extrapolation

 歳を重ねたらきっとジャズってのを普通に聴くようになるんだろうな、って漠然と渋いオジサマ的なイメージを持っていたのだが、未だにそんな素振りが自分にはない。そう思うほどにはまだ歳を取っていないのだろう…、ってかきっとジャズ親父になることはないんだろうな、という自我もあるので単なるイメージでしかなかったと言うことなのだろうと。で、ジャズ聴かないか?ってワケではなくってジャズばかりを聴いて満足しきれることはない、ってだけで嫌いじゃないし聴けばそりゃ楽しみはある。ただ、好みはやっぱりロックの側にあるってだけだ。嗜好は変わるもんだからいつまでもそうか、ってのはわからんけどね。

 ジョン・マクラフリンの名が出た所で、ちょっとこの不思議なギタリストの来歴や作品なんてのを追いかけてみて、つくづく不思議な人だと改めて思った次第。そこかしこで名前が出てきてマイルス・デイヴィスに見初められてサクセス・ストーリーへの進むのだが、どこでどうやってこういうギターになっていったのか、んで、ジャズというかフリージャズ的な、縛られないスケールとセンスでのアプローチが特異なセンスでハマっていった、もちろん必要なテクニックはすべて身に付けてというワケだ。その出だしともなったソロ名義でのファーストアルバム「Extrapolation」を聴いてみたのだが、こりゃもう明らかに英国のプログレ畑から飛び出していったフリージャズ的なものとほとんど変わらない。ソフトマシーンの中期以降には同じような楽曲の作りのものがあるし、まったく英国的な硬質なジャズ的なサウンド、なるほど、ソロ名義のリーダーアルバムの最初にはまだスパニッシュやその他無国籍的なギターサウンドへの傾倒はなく、スタンダードに進化していたワケだ。そんなことに感心。

 1969年作品か…、まったくエネルギッシュな時代だったんだな。いつの時代にもどんな時も何かが生まれる前夜、ってのはものすごい熱気に満ち溢れた連中による水面下での動きがあってね、それがメジャーシーンに出てきた時にそのまま爆発ってことにはなかなかならないんだけど、そういう前夜にひたすら繰り広げられているムーブメントってのは自分的には好きだ。きっとこの時代にはロックでそういうのがまだまだたくさんあったんだろう。それが今はなかなか見えないが故にロックが出て来ない、ってのもあるのかな。しかし、ここで聴けるフリージャズな音…、決して好みじゃないしいつも聞く音楽なんてのでもないけど、そううエネルギーを感じるからずっと聴いていられる。それが音楽とロックの違い、だ。




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フレ
Posted byフレ

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デューク中島  
もう残ってないのですが

日本盤LPは こんなジャケットではなくて、張り付けられている動画のデザインでした。どちらかと言うと、当時、バリトンサックスのジョンサーマンに ハマってまして、そっち絡みで買ったのです。フリージャズ苦手だと 聴けない盤かもですね。

2016/06/13 (Mon) 22:30 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

そうそう、これ見たことないな…って思ってたらあっちのジャケ見て、あ、これなんだ…と気づいた次第(笑)。

2016/06/20 (Mon) 00:37 | EDIT | REPLY |   

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