Johnny Winter - The Woodstock Experience

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Johnny Winter - The Woodstock Experience
ウッドストック・エディション(紙ジャケット仕様)

 音楽シーンこれほど広くあれ、本当に天才と呼ばれる人物はその中でも限られている。一般的に見たり聴いたりしていてもそれは判る人は判るだろうし、知れば知るほどにその天才ぶりに敬服することもよくある。自分みたいな凡人には、という意味だが。溢れんばかりの才能がどんどんと出てきて、プレイに楽曲に、歌などにそれらの天才さが弾け出てきて聴かせてくれたり見せたりしてくれる、ホント凄いよなぁと唸るばかり。そういうのは少年期から飛び抜けている事が多く、若いうちから自身の道が決まっていくものだ。

 100万ドルのギタリスト、Johnny Winterもその一人で、アルバムデビューは1969年だが、その時点で既にウッドストックに出演していたり、その前の年にはMike Bloomfield達と共演してて、新人さんなんてレベルをとうに超えたスタートを切っているという才能の発揮ぶり。そのウッドストックでのライブは近年になって「The Woodstock Experience」としてアルバムがリリースされて、全貌が知られる事となったが、それまではボートラでのお披露目程度、そもそも同名アルバムがレコード時代にリリースされた時にはMountainと共に入ってなかった有名バンドになってた。おかげで当面の間は双方ともウッドストックに出てた事すら知らなかった。だから、デラックス盤が出てくるようになって、あれ?と不思議に思ったものだ。アングラでその手のものが出てきて、出演してたのか?なんて調べたし。あの映画「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」に入ってて見れていればもっと早くからハマってたのになと思いつつも、結局は同じか…と。どっちも強烈だったからな。

 それで「The Woodstock Experience」が今はリリースされている。映像は少ししかないので残念だけど、それ見ててもなんだこりゃ?ってなモンで、ホントどうやって弾いてるんだ?みたいな独りよがりの圧巻プレイはジミヘンも見ていて楽しんだことだろう。この後セッションしてるしね。この人のギターって一人で低音もソロパートも両方弾いちゃってて更にスライドで幅を広げてて何だかよく分からないけど、一人多重奏みたいになってるんだよ。だからフレーズ云々よりも弾き方が凄い。指は細くて長いし、本気でブルース。とにかくこれでデビュー前後の頃のヤツ、やっぱり天才ギタリストの名を欲しいままにしている人です、うん。

 そういえば映画「Down & Dirty」も見たいな。ジョニーの人生そのままが語られてて、ライブも入ってる感動的な映画という評判なので、見ておきたい映画だ。






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フレ
Posted byフレ

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おっさん  

ベースはトミー・シャノン?
12弦を6弦で弾いているのかな、凄い演奏だ!

2016/06/08 (Wed) 19:33 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>おっさん

トミー・シャノン、ですね。

2016/06/12 (Sun) 19:44 | EDIT | REPLY |   

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