Bad Company - Live In Concert 1977 & 1979

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Bad Company - Live In Concert 1977 & 1979
Bad Company Live In

 大抵のオールドロックリスナーと話していると、やはり最近の音楽までは全然網羅していなくて自分たちが聴いていた頃のものまでで終わっている、と言うかそこまでしか聴かない人が多い。スタジオ・アルバムなんてのは当然なんだろうけど、そこで近年こういうライブが出ているよ、という情報も特に入手しきれていないから何らかの情報を上げると話題が盛り上がる。それで買っているかどうかは知らないけど、自分たちがリアルで聴いていた頃のライブが今聞けるんだから、そりゃ聞けるなら聴きたいでしょ。カネが無いワケじゃないから買う環境があるなら勝手に探して買えるのだろうけど、そこまでやらないのもこれまた人間。やっぱり発掘音源もマニアなものにしかならないのだろうなぁ…。

 Bad Companyの1977年と79年のライブをセットにしたライブアルバム「Live In Concert 1977 & 1979」がリリースされている。何でまたそんな中途半端な時期のライブからリリースしたのか…、デビュー当時のライブとか日本公演とか出せば結構な話題と演奏の勢いだろうに、美味しい時期を見送っての円熟期、しかもどっちかっつうとバンドが迷走し始める1979年なんてねぇ…、なんて思ってはいけない。しっかりと聴いてからにしよう、ってことで1977年のヒューストンのライブから聴いているが、初期の勢いってのとは違う落ち着いた感のあるライブ、それでも充実しているからライブとしてはもちろん楽しめる作品なんだが、ライブだからと言って大きく変わる曲があるわけでもないのでこんなもんかな。昔アングラで聴いてた時もそう思ったな…。

 一方の1979年は更に落ち着いてしまう。まぁ、悪く書けばやっぱり覇気に欠ける、覇気ってんでもないんだけど、じっくりと熟してしまっているというのか…、これから先にやれることないよな、みたいなのがあるか?いや、そんなことはないけど、聴く側の問題ですね。ライブそのものは大人の色気が出ているショウになっているみたいです。オープニングからしっとりとした「Bad Company」なので余計に…。自分的にはこっちのライブの方が割と好きかも。まぁ、どちらもちょいともっさりした感があるのは何故だろう?何か抜けないんだよねぇ…。アメリカナイズってワケでもないし、そういう所が味なのだろう。昔に比べりゃこういうのが安値で簡単に手に入るんだから聴いてみてから、っていうのが出来るのは良いよな。






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フレ
Posted byフレ

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