John Coltrane - Blue Trane



マイルス門下生の中で一番ジャズの重鎮へと成長した人の中にはジョン・コルトレーンの名を挙げる人が多いのではないだろうか。それほどに彼のキャリアはジャズ界に浸透し、そして名盤と呼ばれる作品をいくつも創り上げた人物となったのである。
な~んてかっこよく書いてみたけど、そんなに詳しくは知りません。ただ、やっぱり「ブルー・トレイン」や「ソウルトレーン」、そして「Ballads」「至上の愛」なんていう作品群は好きだし、一方でロック畑からジャズに手を出す人間が一番すんなり入れるのはコルトレーンではないだろうか。ロック的というワケではないんだけど、共通するところが多くてロック畑の人間でも聴きやすいのだ。ま、先の三作がそうかと云われるとあまり頷けないのだが(笑)。
いわゆるジャズらしいジャズを奏でているのが「ブルー・トレイン」で云わずと知れたブルーノートレーベルからの名作。しかしこのレーベルはホントにジャケットのセンスが良いし音楽も素晴らしいものばかりで、ミーハーだけど凄く好きなレーベル。その昔オリジナル盤の由来とか音質とか凝ったことあるけどやはり深い。今ではどれもリマスタリングCDで聴けるのでその音の重鎮感をアナログに求めなくてもよいけど、昔はそりゃぁ大変さ。一体どんな音なんだろう、みたいな感じでさ。
そう、それでこの「ブルー・トレイン」は基本的にハードバップ=一般的なジャズらしい音で作られているので大体みんながイメージする音そのものが詰め込まれてる。大音量で聴いても全く最高のサウンドだし、静かに聴いてもジャズらしくてウチではかなり流れる回数の多い作品だった…、が、CD入手してないからここのところ聴けてないことにさっき気付いた。う~む…、ま、アナログで良いか。最近ガンガンに聴ける時間もないし、と自らを慰めてみる(笑)。
1957年の作品で一時期マイルスと離れた時期にこれだけの素晴らしいリーダー作を作りながらこの後またマイルスと一緒にやって、更に傑作を作るワケだ。



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