Sammy Hagar - VOA

2 Comments
Sammy Hagar - VOA (1984)
Voa

 サミー・ヘイガーってソロでも結構売れてたんじゃなかったっけ?って思ったけど、そこまで売れてたワケじゃなかったようだ。Van Halenに加入した事で知名度は一気に広がったと云う事になるが、それでもソロアーティストとしてアルバムを何枚も出していた人だからレーベル的にはひとつのアーティスト、商品を失くした事になってしまう。そう考えると結構大人の事情ってのは色々と働いたんだろうなぁと考えてしまったり。まぁ、今更だがビッグネームがどこかのバンドに参加するとなるとそういう商売面での影響を考えての対処もあるから大変だろう。

 そのサミー・ヘイガーが1984年にリリースした「VOA」。正にタイトル通りのアメリカの声を狙ったアルバムとも言えるし、正に脳天気な…いや、失礼、明るくドライブしたアメリカンロックそのものをやりまくっている。どこを取っても気持ち良いばかりの爽快感が迸っている作品で、流石に興味なくても知ってる曲もあるので、それなりに売れたんだろう。一方のVan Halenは「1984」で大ヒット中で、それが合体するのは話題性は凄いわな。ただ、サミー・ヘイガーってVan Halen加入後もソロアルバム出してたから、その辺の事情もしっかりとクリアしてたのかも。今ふと思い出してクレジット調べてみたら、そうだ、エディがベース弾いて出してるんだ。何ともエディをこき使う人だ…。

 さて、アルバムの方は、見事に非の打ち所がないくらいに快活で元気いっぱいでドライブには持って来いのサウンドばかりが詰め込まれてる。同じ歪んだギターでも何でこんなに爽やかなんだ?ってくらいにアメリカンロック、AORとも言える位で、歪んでるからハードロック。ブルースもないし、捻りも何もない、ただただひたすらにドライブしたキャッチーで力強い歌メロが流れ続けるロック、このヘンからロックという言葉の定義がちょいと変わりつつあったか?アメリカンロックそのもの、ここまでのアメリカンロックはあまり知らないくらい。アルバム一枚聴いて、気持ち良かった〜ってなるけど、何ら印象に残っていないというのは自分的に不思議で凄い事だと思う。

フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
お〜ぐろ  

PVの影響か、サミー・ヘイガーなんて名前しか知らなかった(H.S.A.S.で知った)のにこのアルバム買いました
まさにアメリカン・ロックの王道ですね
 
コレが売れてタイミング的に調度良かったFirmAidに出て
そこにエディが飛び入りしてってのが結局加入にちゃいましたからねぇ
解らんもんですね

2016/05/28 (Sat) 22:06 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>お〜ぐろさん

HSASね、プロコル・ハルムのカバー!
エディとの邂逅、まぁ、バンドってそういうもんでしょう。

2016/05/29 (Sun) 20:44 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply