Deep Purple - Paris 1975

1 Comments
Deep Purple - Paris 1975
ディープ・パープル MKIII~ライヴ・イン・パリ 1975【2CD(日本語解説書封入/リマスタリング仕様)】

 「君にはこれを薦めよう」と言ってCDRのコピーを渡してくれるバンドの友人。自分的にはリッチーのギターの音が好きじゃないのでリッチー絡みって昔からほとんど聴いていない。そう言い続けて長いのでそれなりに回数も種類も聞いている。音が好きじゃないのはあるけど、カッコ良いなぁって思うのもたくさんあるし、キライなワケじゃないので素直に聴いてみるかって思うくらいにはなってる。第三期ってのがよく判ってないけどカヴァーデールの頃で、グレン・ヒューズもいるんだよな、っていう認識。

 Deep Purpleの「Paris 1975」。このシリーズってちょこちょこ出てるけどオフィシャルライブ音源発掘シリーズなのかな?いいよね、こういうのあるバンドって。どんだけ出たって買うヤツは買うし、そもそもそういうのがアングラ愛好家の標的なんだから、その最高峰がオフィシャルリリース盤だったら一番良いことだし。ただ、オフィシャルで出すとどうしてもカットが入ったりするので、結局生々しいの全部入ってるアングラ盤の方が良かったりするんだけど、この「Paris 1975」はどうやらかなり評判が良いようだ。そんな事を聞いていたので割と楽しみに聴いたのだが、期待通り、妙なテンションの高さもあり、バンド全体が勢いに溢れててカッコ良い。これでリッチーラストのライブなの?ってくらいにテンション高い。バンドらしい音だよなぁ、ホントに。イアン・ペイスのドラムが凄くノッてるってのかな、やっぱり小手先起用で上手いからノッてると凄いわ。グレン・ヒューズもしっかりと決めてくれてるしカヴァデールの歌も若々しいしさ、迫力満点で良いライブ。

 ギターの音もそんなに気にならなくなってきてはいるものの、所々の音がやっぱり耳につく。ジョン・ロードの鍵盤がマイルドだから余計にストラトシングルコイルの過剰歪み音が刺さるんだな。それでもこのライブの勢いの前では大して気にならないね。第三期ってこんなにカッコ良いライブやってたのか、っていう驚きの方が大きくて、人気ある事に納得。そしてカヴァデールの以降のバンド人生への自信ってのはこういう所から出てきてたのかってのも納得。だからWhitesnake結成へ進めたんだなと。ハードロックと言いつつも割とプログレッシブなスタイルも持ったバンドなので曲数少ないけど演奏時間は長いんだな、それでも一気に聞けるくらいのテンションの高さがあるから2CDでも全然OKだった。やっぱり一級品のバンドは違うな。






関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 1

There are no comments yet.
デューク中島  
調子っぱずれギターフレーズ

リッチーは、最初 そう思いました。スタジオ盤でも 結構 外れた音を使ってましたし、初めてライブ映像を観た NHK ヤングミュージック ショーのスタジオライブも 強烈な 外れまくりフレーズでした。でも 魅力的な カッコいいギタリストです。

2016/05/29 (Sun) 09:59 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply