AC/DC - Rock or Bust Tour 2016 with Axl Rose

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AC/DC - Rock or Bust Tour 2016 with Axl Rose
Back in Black (Dlx)

 生きてると面白い現実に遭遇することがあるものだとつくづく思う。レジェンドバンドの再結成や、オリジナルメンバーでの復活、あり得ないだろって組み合わせでのジャムや加入劇、人間丸くなったな、って復縁による再結成などなど、その時々にそんなのを楽しんでいるが、面白いのはバンドが進化していってしまったが故にオリジナルのメンバーが集まっても同じバンド名が名乗れないような問題が出てくるとか、なるほど、起こりえる問題だわ、と妙に納得したり。一方ではバンドのメンバーが年老いてきたことや病気から離脱するなんてのも出てきて、そこまでやるもんなのかなぁ…とか思ったり色々あるものだ。

 ワールドツアー中のAC/DCのフロントマン、ブライアン・ジョンソンが難聴の理由でツアーを離脱せざるを得なくなったことで、10公演程度を延期して、その間に新たなゲストボーカルを決めてツアーを再開しようということになったようだが、一部ではアンガス・ヤングが一方的に声明を発表したとか、ブライアン・ジョンソンがへそ曲げてるとか言われているが実態は知らない。ただ、そんなことが2016年の3月に起こり、その後任は誰が出来るのか、なんてワクワク感があった事は事実だろう。これを外すととんでもないことになるし、バンドの印象も下がるしライブに来たファンを失望させるのはよろしくない事は明らかだ。さて、そしたらそこにとんでもなくぴったりなボーカルがその穴を埋めた。アクセル・ローズなんだな、それが。聞いた瞬間に、なるほど、それはぴったりだろ、と。アクセル・ローズって普通の歌い方じゃないし、確かにブライアン・ジョンソン的なシャガレ声での歌い方もメインだし、そのイメージで言えばAC/DCで歌うってのは全然なるほど、ぴったりだ、って。

 それで参加決定は事実だと。しかしGuns’n Roses復帰劇が4月、5月にAC/DCツアー、6月からまたGunsツアーってな忙しさながらもしっかりとやるんだろうな、この人はって感じで5月初頭から始まったAC/DCのツアーでのアクセル・ローズ版、これがまた聞いてみたらぴったんこで何ら違和感ない。ってかブライアン・ジョンソンよりも色気があるから良くなってしまっている曲も多い…、コレは問題だろ。ただ、アクセル・ローズはここでも骨折の影響による固定座席でのボーカルなのでパフォーマンス的な部分での派手さは抑えられているところは救いか。もちろんAC/DC信者からはコケにされている部分もあるが、自分的にはこれは面白い組み合わせだ、そして実にハマっている組み合わせだと思ったね。





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フレ
Posted byフレ

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