Madonna - I'm Breathless




デビュー当初から映画出演とポップスターの両方を狙っていた80年代の大スターと云えば、今でも燦然とトップに君臨するマドンナが思い浮かぶ。野心と野望に満ち溢れた彼女の世間に打って出る姿勢は自身の成長と共になるほどと頷けることが多く、どっちかと云うと音楽的と言うよりもマドンナという人生を見て楽しんでいるという向きが強いかな。一応本筋に沿っていけば、やはり映画出演というサントラ…で行きたいんだけど、「マドンナのスーザンを探して」という可愛らしい映画に出演してその主題歌で、なんて思ったら実際はそうはならず、単なるキュートな女優さんで終わってしまったんだよね。で、その頃に「ビジョン・クエスト 青春の賭け」っつう映画があって、その挿入曲の一曲として「Crazy For You」っていうバラードが取り上げられたんだけど、その方が売れたし今でも割と名曲扱いされてる。
結構映画出演しているんだけど、なかなか映画と主題歌がマッチしてヒットしたのは多くないみたい。そんな中、実は結構キュートで好きなのが「ディック・トレイシー」かな。で、面白いのはその映画のサントラはできなかったけど、モチーフにしてアルバムを作りましたっつうのが「アイム・ブレスレス」っつうアルバムで、20~30年代アメリカ禁酒法下のアメリカのクラブシーンを題材にそこら辺風の楽曲と歌が詰め込まれた作品♪ さすがモンローの再来と云われただけあって、こういうのが似合ってるなぁとも思うし、エロじゃなくって色っぽいっつうのが良いんだよ。その辺の違いって微妙なんだけどさ、売れ線のマドンナだとエロを優先してたんだけど。ふとこういうのに戻るとちゃんと艶っぽいのが出来てるところがさすがオンナ。
これ以降だと記憶に残っているのがやっぱり「エビータ」ですかね。ちゃんと見てないけどようやく映画女優として少し認められてきたのかな、っていうくらいの名演技だったらしい。挿入歌も結構ヒットしたしね。蛇足だがコアーズのアンドレア嬢も出演しているんだよね、この映画。
な、ワケでもっと違う側面から語られる方が絶対に話題豊富なマドンナなんだけど、映画的側面からだとそんなもんかねぇ。あ、一番有名でよかったのは「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」だろうな、やっぱ(笑)。反則だけど、やっぱこの生身の彼女はかっこよい♪
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