Manfred Mann - The Five Faces of Manfred Mann

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Manfred Mann - The Five Faces of Manfred Mann (1964)
ザ・ファイヴ・フェイシズ・オブ・マンフレッド・マン(UK Version/MONO)(紙ジャケット仕様)

 The Kinks以上に取っ付きにくくて入りにくいのがManfred Mannなんじゃないだろうか。同じように60年初頭からビートバンド的にシーンに登場して、英国では著名なポール・ジョーンズがボーカルを担ってのバンド形態から音楽性もバンド名もどんどんと変化させての遍歴、バンド名で音楽性をある程度変えてる宣言が出来ているのはあるけど、一体何なんだ?的なのはあってさ。しかもポール・ジョーンズって最初期しかいなかったワケで、じゃ、どうなってるんだこのバンドは?ってなるときちんと調べていかないとよく分からないと言う…そこまでハマるかなぁ…ってのが最初のハードル。

 1964年にリリースされたManfred Mannのファーストアルバム「The Five Faces of Manfred Mann」は冒頭の「Smokestack Lightning」という曲からしてロックファンにはお馴染みのあの曲だけど、聴いてみて驚くだろう、独特のアレンジとアプローチで超クールなモッドサウンドに化けているという素晴らしさ。これ聴いちゃうと、Manfred Mannってスゲェ面白そうだな、って思うんじゃないだろうか。もっともModsってのが好きだったら、という意味だけど、ホントにクールなんだよ。カバー曲多数入ってるのは時代の流れだけど、どれもこれもが独特のクールなサウンドに変身。ジャケットもクールなスタイルでModsらしいでしょ?それも後になってみると分かるのは、音楽性の一部だったりシーンに出るための手段だったりしたって事で、既に音楽の才能は溢れてたってことなんだよ。

 なかなかこの辺のってきちんと聴くには今じゃ音がショボすぎて真面目に聴けないって人も多いだろうし、自分でもこういうの聴いてると古臭い音だなぁって聴きにくく思うからしょうがない。それでもやっぱり本質的に面白い事やってるなってのは伝わってくるから、ちょっとハードル超えてアプローチしてみるとその深さがわかるんじゃないかな。ひとつづつきちんとじっくりと聴き詰めてってアルバムを楽しむってのはやっぱり重要です。流して聴いてるだけだと失礼だもんな、と他人事じゃないんで大見得切って言えることでもないけど、こういうの聴いてるともっとこのバンド知りたいって思うもん。ややこしいしさ。それにしてもどの曲も何でこんなにクールなんだろ、ってくらいにクール。








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フレ
Posted byフレ

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akakad  

このアルバムだとSha La Laが好きです
Earth Band時代を含めると最強のカバーバンドだと思ってます
ライブで一番盛り上がるのがBob DylanのカバーのThe Mighty Quinnですからね
ポリスやボブ・マーリーなんかもやってますし

2016/03/21 (Mon) 22:24 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>akakadさん

ちょっとカッコ良いな、って割と最近聴いてます♪

2016/03/23 (Wed) 19:04 | EDIT | REPLY |   

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