Duncan Browne - Give Me Take You
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Duncan Browne - Give Me Take You (1968)

レーベルの倒産劇によってどれだけアルバムが名盤であっても世に出なければしょうがない。そんなドンピシャでアルバム出すなよ、って事だけどホントにそういう時に重なってしまう不遇な人ってのはどこにもいるワケで、そのおかげで出世できなかった、または出世が遅れた、時勢に乗り遅れたってのもあるかな。今となっては色々と評価されるようにはなってきてるからクラシックみたいなもんだけどさ、それでもその時食えるかどうかってのは音楽活動に支障が出る話なので影響は大きいよね。
Duncan Browneのファーストアルバム「Give Me Take You」は1968年にリリースされているけど、その直後にレーベルがおかしくなってほとんどプロモーションされることもなく、またプレス枚数も少なくされてしまっての倒産となったことで、アルバムそのものが貴重なレアアイテムになってしまったという…。CD時代になってからは発掘されてのリリースもあったが、本人はその頃、1993年に逝去してしまっているので結局不運な不遇な人生だったという事なんだろうな。もっともこの後にAOR路線やMetroなんかでもそれなりに売れてたりしたのでさほど不遇ってんでもなかったかもしれない。
さて、この「Give Me Take You」というアルバム、英国フォークの名作です、と言い切れるほどの掴みはある作品で、この手の作品でのニッキー・ホプキンスの隠し味的参加はなかなか味わい深い。そしてDuncan Browneの優しい歌声にリュート的、ハープシコードもあり、もちろん生ギターでの幅広い楽曲とどこから斬ってもジョン・レンボーン的に楽しめるのだが、この路線に進まなかったのはやはり不遇な人生からの脱却、カネ稼がないとなぁってヤツだろうか。そういうのに無縁で、ホントに自分の才能を音にぶつけたってのがこの「Give Me Take You」なんだろう、それだけ純粋な思いが詰め込まれているからピュアに聴く側も楽しめてしまう、心洗われる作品に仕上がっているのだろう。ここまで純粋な音が聴けるのもそうそう多くはない。

レーベルの倒産劇によってどれだけアルバムが名盤であっても世に出なければしょうがない。そんなドンピシャでアルバム出すなよ、って事だけどホントにそういう時に重なってしまう不遇な人ってのはどこにもいるワケで、そのおかげで出世できなかった、または出世が遅れた、時勢に乗り遅れたってのもあるかな。今となっては色々と評価されるようにはなってきてるからクラシックみたいなもんだけどさ、それでもその時食えるかどうかってのは音楽活動に支障が出る話なので影響は大きいよね。
Duncan Browneのファーストアルバム「Give Me Take You」は1968年にリリースされているけど、その直後にレーベルがおかしくなってほとんどプロモーションされることもなく、またプレス枚数も少なくされてしまっての倒産となったことで、アルバムそのものが貴重なレアアイテムになってしまったという…。CD時代になってからは発掘されてのリリースもあったが、本人はその頃、1993年に逝去してしまっているので結局不運な不遇な人生だったという事なんだろうな。もっともこの後にAOR路線やMetroなんかでもそれなりに売れてたりしたのでさほど不遇ってんでもなかったかもしれない。
さて、この「Give Me Take You」というアルバム、英国フォークの名作です、と言い切れるほどの掴みはある作品で、この手の作品でのニッキー・ホプキンスの隠し味的参加はなかなか味わい深い。そしてDuncan Browneの優しい歌声にリュート的、ハープシコードもあり、もちろん生ギターでの幅広い楽曲とどこから斬ってもジョン・レンボーン的に楽しめるのだが、この路線に進まなかったのはやはり不遇な人生からの脱却、カネ稼がないとなぁってヤツだろうか。そういうのに無縁で、ホントに自分の才能を音にぶつけたってのがこの「Give Me Take You」なんだろう、それだけ純粋な思いが詰め込まれているからピュアに聴く側も楽しめてしまう、心洗われる作品に仕上がっているのだろう。ここまで純粋な音が聴けるのもそうそう多くはない。
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