Paul Butterfield Blues Band - In My Own Dream

2 Comments
Paul Butterfield Blues Band - In My Own Dream (1968)
In My Own Dream

 しかしCDって売れなくなったよな。自分を見てても買う量が全然違うんだからそりゃ世の中的に減るだろうよ、とは思うのだがそれ以上に減ってる。でも、音楽自体はそんなに衰退してないんだから皆どうやって聴いてるんだろ?YouTubeの功罪はあるだろうけど、そんだけじゃないよなぁ。DLで買ってる方が多いってんでもないし、よくわからない。自分基準だとまるで分からないから他の人に訊くけどそれでも分からない。聴く人が減ってるのかもね。んでも結構マニアとかもいるみたいだし、どうなってんだか…。

 黒人系にはとんと疎いことが改めて判ったことで、ちょっと戻ってきたい、ってのもあって久々によく分からないままのアルバムだったPaul Butterfield Blues Bandの1967年リリースの4枚目の作品「In My Own Dream」。そもそもバターフィールドが3曲しか歌ってないというアルバムで、ホーン・セクションを大々的に入れたという野心的なアルバムだったようだ。じゃ、他の曲はってぇと作ったメンバーがそのまま歌ってるということで、バンド色を強くしているとも言える作品に仕上げたかったみたいだ。なるほど、そういうのもあるかと言えるけど、バンドとしてのパワーは弱まるし圧倒的なバンドのスタイルってのが分散されるからよく分からないセッションアルバムみたいになっちゃってるね。悪くないけどさ、でも、これまで強烈なギターとハープのブルースバンドってイメージからしたら全然何だか分からない。

 アルバムの冒頭からサイケデリックなムードでのホーン・セクションでカマしてくれると思ったけど、如何せん面白味に欠ける。歌を誰が歌うとかの次元じゃなくてそもそもどうしたいのか、ってのがまるで分からないくらいにグワングワンしててさ、純粋なブルースからは逸脱したがってるからこそのチャレンジでホーン・セクションだろうけど、そこまで活用出来ているようには聴こえないし、曲そのものはどれもシンプルなブルースソングだからね、あまりにも迷走している作品というトコロか。エルヴィン・ビショップのギターも全然冴え渡ってこないし、なんともよく分からないアルバムに聞こえちゃうけど、評判良いってのもあるのか…、分からんもんだ。






関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
デューク中島  
持ってはいるが

後輩が 先日 ブログで イーストウエストを取り上げてたのがきっかけで、私も 手元のレコードを最初から4枚目まで 聴き返してみました。それで、このバンドは、最初の2枚がピークだったと再認識しました(笑)。

2016/03/07 (Mon) 22:12 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

そうですねぇ、特に1枚目が大好きです♪

2016/03/13 (Sun) 21:50 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply