Molly Hatchet - Molly Hatchet

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Molly Hatchet - Molly Hatchet (1978)
Molly Hatchet

 カントリーに根差した音楽ってあんまり聴けてないな、自分ってことに気づいていて、ロックはブルースからだ、っていうストーリーがどうしてもあったからか、そっちの方向ばかりを優先して聴いてたのはあるな。だからカントリーからのロックってまるで聴いてないに等しい。サザンロックのルーツってもブルース的なのもあればカントリー的なのもあって、大らかな雰囲気で包み込むサウンドがサザンロックの特徴でもあるのだけど、その根底にはカントリーとブルースの違いもあるなぁ…と気づいたり。もっともブルースはカントリーが根っこにあるみたいだけど…。

 Molly Hatchetの1978年のデビューアルバム「Molly Hatchet」。どうやら元々はレイナード・スキナードのロニー・ヴァン・ザントがプロデュースする予定だったのが、その直前に例の飛行機事故で亡くなってしまったので叶わなかったとか…。まぁ、それくらいには音楽性やバンドの方向性などがレイナード・スキナードと近しいトコロにあったということだけど、こちらはもっともっとカントリーに近い音で、そこまで広大で大らかな音を出しているというようなものでもなく、ちょいとこじんまりしてる感はある。そのバンドのゆったり感の違いは面白いトコロだけど、すると一体サザン・ロックってのはどういうのなんだ?となる。まぁ、細かい定義は出来ないんで良いけど、かと言ってブルースに根差してるんでもなく、やはりアメリカからしか出て来ない音ではあるが、もうちょっと垢抜けた感じが欲しいね、ってトコだ。

 1978年って色々と音楽シーンも移り変わっている頃で、その辺の方向性なんかも入ってるんだろうか、やっぱりちょっと攻撃的な部分がある。そりゃ周辺はVan Halenやパンク勢やディスコブームなワケで、その中で普通にレイドバックしてもシーンじゃ難しいもんな。ま、でもちょいと中途半端な感じが残るファーストアルバムではある。この後しっかりと大成していくからファーストアルバムってのはこんなもんだって言えるんだろう。






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フレ
Posted byフレ

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