Izzy Stradlin - River

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Izzy Stradlin - River (2001)
River

 アメリカの大陸的R&Rってのがあるのかどうか知らないけど、多分ある(笑)。南部的サザン的なのが筆頭格なんだけど、あそこまで大らかじゃないにせよ、結構ゆったりとした音の包み込みでギターがこれまた大らかになってるみたいなの。嫌いじゃないけど飽きちゃうってのか、自分にはスケールが大きすぎるってのか、そういう音。70年代からあると思うけど、脈々と進化しつつも続いているんじゃないかなぁ…、そういえば今話題のバンドの方もそんなんだったなぁ、とふと取り出してみる。

 Izzy Stradlnの2001年の4枚目くらいの作品「River」。元Guns’n Rosesって肩書が良くも悪くも働いている人だけど、真は多分普通の英国ロックンロール好きな兄ちゃん、な気がする。あのバンドの華とか悪の面ってのはフロント2名が作り上げたモノで、音楽的にはイジーが中心になって作ってたってのあるし、もっとオーソドックスなロックだったのをああいうバンドでああして出てきたってのはひとつの化学反応だったろうけど反動が凄かったんだろうな。そういうのから十年くらいしてもまだゆったりとした大らかなR&Rを出しているってことからするとこういう音がやっぱり好きで自然体な音として染み付いてるのだろう。ジャケットのルックスからシても普通にそういう人だ。

 うん、気持ち良い音だよ。名盤だとかこれが、ってのがあるワケじゃないけど、アメリカ大陸を車で走りながら流してたらホント気持ち良いだろうなぁっていう感じの曲ばかりで正にハイウェイソングばかりが入ってる。そのウチ凄く好きなアルバムになっちゃうんじゃないかな。アメリカってそういうの必要なんだよ。だからそういうアルバムとかアーティストとかたくさんいて、皆に愛されてる。そういう音を出してて、肩書もあるから聴いてもらいやすいし、聴いちゃうといいな、ってことになるから根強くアメリカでやっていく人になる。だから今回の再結成なんかも今更いいか、ってスタンスもあったりするのかもね。知らないけど。

 何も考えずに気楽に聴いて、あぁ、いいな、こういうの、っていうR&R。イアン・マクレガンとか参加してるしね、ギターにしても何もテクニカルじゃなくて普通にそこにある曲にマッチしたギターが流れてくるという感じだし、曲だって何ら複雑なものじゃない、そのまま流れてくるだけだ。歌だって普通だし、何ら特別じゃない、でも何かいいな、そういうロック。




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フレ
Posted byフレ

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