Edgar Winter & Rick Derringer - Roadwork

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 ギタリストと云えば、ホントにギター一本で未だに生き延びているっつうのは失礼なんだけど、バンドっていうよりも独自のギタリストイズムでアメリカを制覇はしてないけどみんな知ってるよな、っていう珍しい人がいる。リック・デリンジャーですな。単体だと記事にならないのでジョニー・ウィンターの名盤「Live Johnny Winter And」で冒頭からジョニー・ウィンターとギターを弾きまくっているところから始めよう♪

 その流れからジョニーさんのお兄さんである鍵盤奏者エドガーさんに紹介が回って、エドガー・ウインター&リック・デリンジャーってのがひとつのユニットみたいになってメジャーになったワケだな。で、まぁ、今や廃盤でプレミアまで付いている名盤と呼ばれる「Shock Treatment」っつうのでバンドの一員となって参加…っつうかリック・デリンジャーやダン・ハートマン作曲のものが多かったおかげで割とメジャーな才能が認められてきたってのがキャリア構築の最初期になる。うん、これはなかなかクールな、っていう言い方が良いのかもしれないけど、多様な曲が詰め込まれているね。基本ハードロックだけど偉くファンキーな面と美しき曲、みたいな感じ。

 でもって、やっぱこの人達のオススメは「Roadwork」だろうなぁと思うのだ。えらくソウルフルでファンキーなサウンドをこの時代にアメリカの白人が模倣していたという手法はエルヴィスがブルースメンをパクってロカビリーを作ったのと同じやり方で、ある種一世を風靡した傑作ライブ盤♪もちろん弟名手ジョニーも参加したファミリー作品なので記念碑的にもよろしい作品。

 そんな経緯の途中にソロ作品でえらい傑作を生み出してしまったのが「All American Boy」っつう何とも人を喰ったアルバムジャケが有名な作品で、まぁ、なんつっても先のライブ盤でも大盛り上がりを見せる「Rick Derringer - The Best Of - Rock N' Roll Hoochie Coo - Rock And Roll Hoochie Koo Rockn' Roll Hoochie Coo」が初っ端に収録されているワケで、この人この一曲で一生喰っていきますみたいな感じになっちゃったけど、アルバム全体もかなりポップなロックで才能あるかもしれないって思わせる作品に仕上がってる。この世界はある種独特だな。

 アメリカでは今でも人気があるのかな、リマスターシリーズも出ているみたいなので多分ドサ回りでも結構イケてるのかもしれない。日本じゃ…全く相手にされてないような気もするが。あ、昔子供ばんどがカバーしたりプロデューサーに迎えたりして話題になったね。

Rick Derringer - The Best Of - Rock N' Roll Hoochie Coo The Best Of - Rock'n Roll Hoochie Coo
Edgar Winter - Not a Kid Anymore Edgar Winter - Not a Kid Anymore



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フレ
Posted byフレ

Comments 8

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SAMARQAND  

Shock Treatmentって廃盤なんですか。昔は普通に出回っておりましたが、フランケンシュタインのCDを渋谷で発見したときは無茶苦茶嬉しかったですが。リック・デリンジャーはちょっと前まではシンディーローパーのバックバンドをやっていましたね。童顔なのでとっつぁん坊やみたいになっておりました。

2006/10/27 (Fri) 23:52 | EDIT | REPLY |   
波野井露楠  

エドガー・ウィンター・グループは、ジャケット見て、「おお!カッコいい」と、即購入。勝手に、ハードな音を想像してたのですが、「あれ?」みたいだったのを覚えています。
でも、徐々に、好きになったアルバムです。

2006/10/28 (Sat) 09:51 | EDIT | REPLY |   
Shinyan  
懐かしい・・・

子供ばんどだってさ・・・
この間、誰かのライブのBASSが湯川トーベンだった、誰だったかな???
ま、良いか・・・・
『一曲で一生喰っていきますみたいな感じ』ってのがなんだか演歌風で笑っちゃった・・・

2006/10/28 (Sat) 21:57 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ども♪

>SAMARQANDさん
廃盤らしいですね。アマゾンで気の狂う値段付いてました(笑)。シンディ・ローパーのバックですか…、シンディもギタリストはいつも良いトコ付いてきますねぇ。節操なしのデリンジャーさん、頑張ってもらいたいです♪

>波野井露楠さん
あ、それある。なんか、イメージと違うサウンドなんですよね。ジャケットと連動しないっつうかさ(笑)。

>Shinyan
トーベンはあちこちに参加していて、何気に見かけることもありつい、ん?って思うことアリ。子供ばんどか…、いいな。

2006/10/29 (Sun) 10:21 | EDIT | REPLY |   
えんすき  
アメリカ人の良心

おはようございます
彼らのアルバム聴きますとロックが生活に根付いてるんだな~と感じます。
ウインターファミリーからはすばらしいミュージシャンがたくさん輩出されて
いるのもすばらしいですね。
でも日本ではいまいち評価が低いような・・・・

それからリンク先にしていただきありがとうございます
こちらも設定しておきます 今後ともよろしく

2006/10/30 (Mon) 06:55 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>えんすきさん

うん、日本ではわかりにくいんですけどアメリカでの文化としての根ざし方は凄いですよね。とは言えアメリカ人好みの音なんでしょうけど…。

リンク、無断ですみません♪

2006/10/31 (Tue) 23:56 | EDIT | REPLY |   
波野井露楠  

ご無沙汰してすみません!!

なんと、3年越しで記事を書きました(苦笑)。
そしたら、TBが一発OK(>v<)!!

あんなにTBの相性で悩んでいたのに(笑)。

よろしくお願いしますm(_ _)m!

2009/10/29 (Thu) 21:02 | EDIT | REPLY |   
フレ  
># 波野井露楠さん

気合い一発っすね♪
エドガーを聴いてみるとまたしても気分が盛り上がったってトコロでしょうか。

2009/11/03 (Tue) 22:30 | EDIT | REPLY |   

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