Johnny Winter - Live Bootleg Series 2

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Johnny Winter - Live Bootleg Series 2
Live Bootleg Series 2

 ブルースとロックの架け橋と言えば古いけどやっぱりこの人が一番体現してたかも、と思い出したので久々に引っ張り出してみた。自分の死を長い間見つめ続けていた事もあってか、しっかりと自身でライブラリの整理をしてくれていたおかげで本人も納得する形での秘蔵音源がリリースされているのはありがたい。ジミヘンみたいに無茶苦茶に出されても困るし、勝手にリリースされるのはいいけど、本人の意思がどうなんだ?って云うのはあるから、こうして本人が関わったブツは納得しやすい。だから手を出しやすいと言うか…。

 Johnny WinterのLive Bootlegシリーズの第二弾「Live Bootleg Series 2」です。6曲しか入ってないけど、思い切りロックブルースそのものばかりで長いインプロもしっかりと入っているから収録時間は一時間弱というさすがの弾きまくりジョニーさんです。冒頭からスライド・ギターの光るエルモア・ジェイムズばりのサウンドで攻めてきて引き込まれます。途中はギターとハーモニカと歌のみでのシックな「Mississippi Blues」もあって、その後に怒涛の「Crossroad」と「Red House」だ。どれもこれもJohnny Winter節に化けてて、オリジナルがどうのとかはどうでも良くなってきて、見事な歌とギタープレイぶり。ギターはややコーラスがかかったサウンドだから70年中期頃の一番ロックしてた頃のライブかな、そりゃもう全盛期だから余裕しゃくしゃくでの熱いプレイったらありゃしない。音はちょいとよろしくないのもあるけど、生々しくて迫力満点だから好きだね、こういうのは。中身が充実してるから音の良し悪しはそこまで影響なくハマれる。しかしどれだけギター弾いたらこういうのは出来るんだ?やはり天才だったんだろうと。

 カバー曲いくつもあれど、ホントに自分流に料理してアレンジしてプレイしてるから聴いてると原曲忘れてしまって、ジョニーさんのプレイをひたすら聴いてるという始末。いや、恐るべし才能。トリオのくせに音の隙間がないからね。それにしてもこのライブシリーズ、ホントに良いのを続々と出してくれてるから楽しめる。アングラもので聴いてたのもちゃんと出してくれてるから、一気には聴かないけど、機会あるごとに聴ける音源があるのは嬉しい。




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フレ
Posted byフレ

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jamken  

こんばんは、お邪魔いたします。
懐かしいですね。
学生の頃、広島のジュゲムというロックパブで帰る前に必ずジョニーのジョニーモロニーをリクエストして踊りまくって帰っていた頃を思い出します。
彼のプレイは今はしんどいかもしれないけど、たまに聞きたくなります。

2016/02/20 (Sat) 19:27 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>jamkenさん

やっぱこの激しさは好きですね。

2016/02/21 (Sun) 19:48 | EDIT | REPLY |   

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