Ryan McGarvey - The Road Chosen

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Ryan McGarvey - The Road Chosen (2014)
The Road Chosen

 昔は英国産とアメリカ産なんてのはもう全然ちょっと聞いただけで判ったもんだけど、いつしか結構判別しにくくなってきてて、どっちもどっちなサウンドを出してきてるんだよな。まぁ、モロに英国だなってのは分かるけど若いのはほんとミックスされてるからこいつらどこの出身だ?ってなる。たまに辺境出身なんてのもいるから更にわからん。今はそれほど気にしなくても良いのかもしれないけどさ。

 さてさて、若手ブルースメンってジャンルって以前からあるんだけどきちんと成長しているジャンルなのか、それなりにブルースを志す若者たちがたくさんいるってのは嬉しいよね。本日のお題、Ryan McGarveyなんてのもその一員だけどちょいとキャリアが長めになってるか、何せクラプトンのクロスロードフェスティバルへの4000バンドからの抜擢で出演を決めた実力者ということで、そのままメジャーデビューして今ではアルバム3枚をリリースしているブルースメン、2014年最新作の「The Road Chosen」なんてのを紹介しておこう。

 ニューメキシコ出身ってのはさ、音聴けばまぁアメリカだなってのは一発でわかるんだが、思い切りが良くってスカッとする快活なスタイルでのブルースギター…ってかブルーススタイルプレイにもうちょっとロック的エッセンスを入れたスタイルのミュージシャンか。ドロドロのブルースメンな印象はまるでなくってもっとスタイリッシュで熱い若者といったトコロだが、これがまた気持ち良い歌を歌ってくれて、心地良いギターを弾いてくれるからついつい聴いてしまうという…。ギターの音色も割と多様に仕上げててアルバムを聴いてても飽きさせることなく楽しめるし、何よりも魂あふれるプレイと歌だなぁ…曲の良し悪しってあんまり関係ないからそこに尽きるか。この人もYouTubeで探すといくらでも出てくるし、カバー曲やらセッションやらも多数あるから聞き慣れた曲でのギタープレイなんてのを味わってみるのも良いんでは?って思いますな。

 普通に見ればブルーススタイルのギターを弾いた歌を歌うシンガーってだけで、それほどブルースやロックに寄っているんでもないけど、これはこれで新しいジャンルというか不思議なジャンルでもあるんだなという認識。ブルースってほどブルースじゃないし、ブルースロックの普遍的な形ではあるけどもうちょっとポップな世界に近い。面白いよね、そういうバランスで何人もの人間が世界中から出てきて成り立ってるのはさ。やっぱりライブがいいなぁ。







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フレ
Posted byフレ

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