Ben Poole - Live At The Royal Albert Hall

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Ben Poole - Live At The Royal Albert Hall (2014)
Live At The Royal Albert Hall

 好みの音を見つけ出すとやっぱり嬉しくなる。それが斬新なのだったらもっと面白いんだけど、まぁ、そうじゃなくても新しい出会いってのは刺激的でワクワクする。この、ワクワクってのが重要で、ときめくとかワクワクするってのがねぇ、段々と減っていくワケよ。それが多い人は老けない、若くいられるんじゃないかと思うんだな。自分がそうでありたいかと言われるとどうかな、あまり考えたことないけど刺激には敏感でいたいとは思うし、新しいものも積極的に取り入れていくってのも実践していきたいから、そうだな、若くいたいってよりもそういう姿勢でいたいってところか。

 こないだね、友人のブルースメンとの会話でなかなかおもしろいのがいないよなぁ、なんて話もあって、どうなんだろ?ってことでちょこっと色々と漁ってたんだけど、これがさぁ、いる所にはいるんじゃねぇの?ってくらいに若手ブルース面が育ってきてる。しかも古いブルースの焼き直しじゃなくってきちんと今の時代にマッチさせたような洗練された音に仕上げて出てきてるワケ。もちろん当人達はそこまで意識しているかどうかってのは分からないけど、世代なんだろうなぁ、ジミヘンとかSRVとかが神様なんだけど、00年代以降のポップシーンからもリアルな影響があるからそういうのと神様がミックスされるみたい。だから結果的に本物のブルース精神みたいなのとフレーズはあるけど、そこから出てくる音にはポップシーンからの影響なんかもあったり、ラップの影響だったりともう訳の分からない世界観で組み上がってる。あとは比重のお話で、どっちに比重が高いかで好き嫌いが分かれるかな。

 Ben Pooleって英国の若者の2014年のロイヤル・アルバート・ホールでのライブアルバム「Live At The Royal Albert Hall」。このライブがどうのってんじゃなくてね、このBen Pooleって若者がですね、YouTubeで漁ってみれば分かるんだけどそりゃもう本格的なブルースギターを弾くワケですよ、ホント。若いからエネルギーもパワーも素晴らしくて、それでいて繊細さもあってダントツの才能。それでいて楽曲としてはオリジナルなんだけど、そこまでブルースブルースしてなくてね、ライブだとスゲェブルースギター弾いててそのギャップはあるんだけど、まぁ、この「Live At The Royal Albert Hall」でもギタープレイはもちろん熱いブルースベースのフレーズのオンパレードでとっても熱い。このアルバムを聴き込むのもありだし、YouTubeであちこちのライブを見るのも良しってなトコだ。オリジナル曲だとまだまだ曲作りとフレーズの組み合わせがもう一歩かなって感じちゃうんでね…。

 面白いよなぁ、普通の英国の若者にしか見えないのにこんなの弾いて歌って…、テレキャスで良い音出してるしさ、正直びっくりした。今時何に影響を受けてどういうのを見て育ったらこういうのが出てくるんだ?って。これからも凄く楽しみなんだよね、こういうのはさ。Ben Poole、ちょこちょこチェックしておきましょう♪










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フレ
Posted byフレ

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