Ten Years After - Rock & Roll Music to the World
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Ten Years After - Rock & Roll Music to the World (1972)

B級路線に走ればそれこそ色々とあるけど、どうもそっちな気分じゃなかったので普通にメジャー路線な方向に進んでみる。ちょこっと漁ってたら、B級どころかC級レベルのがどんどん発掘されてきて、さらに各国の自主制作盤なんてものまで発掘されたりしてるから70年代縛りでロックを追いかけていても結構楽しみは続けられたのかも。でも聴いてると、やっぱり下手だったり音も悪かったりと熱い想いだけは分かるけど商品化されなかった理由も判っちゃったりするのも多いなぁ…。
Alvin Lee率いるTen Years Afterの1972年作「Rock & Roll Music to the World」。不動のメンバーでのアルバムだけどデビューが早かったから既に7枚目くらい?既に成熟仕切ったと言うか、やり尽くした感もあった頃なのかな。色々と迷走していた時期でもあるみたいで、一方で世間的にはウッドストックの名演が世界に知られ始めていた。そして速弾きギタリストの第一人者的にスターの仲間入りしてたし。ただ、あれはあくまでもアルヴィン・リーの一面でしかなかったから、衝撃的だったんだろうなぁ、やっぱり。フルピッキングでの速弾きだもん。自分も衝撃的だったし、それよりもバンドのパフォーマンスの凄さが圧巻だった。このバンド、不思議な事に全盛期があまりにも凄すぎたので、その後が続かなかったという印象が強い。アルバムでもそんな感じだったので全部真面目に聴けてないかも。
さて、「Rock & Roll Music to the World」だが、初っ端から70年代なロックの感じのリフと楽曲でニヤニヤしながら聴いちゃう。そうそう、こういうもんだろ、と。んで、音の抜けもソロもバランスもさすがのAクラス、アルヴィン・リーの歌声もギターも熱いし、やはり良い。アルバム丸ごとさすがです。落ち着いた感はあるけど相変わらずのアルヴィン・リー節全開だし、バンドの呼吸も見事。特にブルース系統の曲なんて、スタジオ盤を意識しなくても普通にライブテイク的な熱さを持ってるし、ギターも被せてどうのってんじゃなくて一発だろ、これ、ってくらいな弾き様でとても素晴らしい。昔はこの大人しさがダメかなって思ったけど、今はこの大人しさが成長だろう、って思える。今なら言える傑作アルバム、か。

B級路線に走ればそれこそ色々とあるけど、どうもそっちな気分じゃなかったので普通にメジャー路線な方向に進んでみる。ちょこっと漁ってたら、B級どころかC級レベルのがどんどん発掘されてきて、さらに各国の自主制作盤なんてものまで発掘されたりしてるから70年代縛りでロックを追いかけていても結構楽しみは続けられたのかも。でも聴いてると、やっぱり下手だったり音も悪かったりと熱い想いだけは分かるけど商品化されなかった理由も判っちゃったりするのも多いなぁ…。
Alvin Lee率いるTen Years Afterの1972年作「Rock & Roll Music to the World」。不動のメンバーでのアルバムだけどデビューが早かったから既に7枚目くらい?既に成熟仕切ったと言うか、やり尽くした感もあった頃なのかな。色々と迷走していた時期でもあるみたいで、一方で世間的にはウッドストックの名演が世界に知られ始めていた。そして速弾きギタリストの第一人者的にスターの仲間入りしてたし。ただ、あれはあくまでもアルヴィン・リーの一面でしかなかったから、衝撃的だったんだろうなぁ、やっぱり。フルピッキングでの速弾きだもん。自分も衝撃的だったし、それよりもバンドのパフォーマンスの凄さが圧巻だった。このバンド、不思議な事に全盛期があまりにも凄すぎたので、その後が続かなかったという印象が強い。アルバムでもそんな感じだったので全部真面目に聴けてないかも。
さて、「Rock & Roll Music to the World」だが、初っ端から70年代なロックの感じのリフと楽曲でニヤニヤしながら聴いちゃう。そうそう、こういうもんだろ、と。んで、音の抜けもソロもバランスもさすがのAクラス、アルヴィン・リーの歌声もギターも熱いし、やはり良い。アルバム丸ごとさすがです。落ち着いた感はあるけど相変わらずのアルヴィン・リー節全開だし、バンドの呼吸も見事。特にブルース系統の曲なんて、スタジオ盤を意識しなくても普通にライブテイク的な熱さを持ってるし、ギターも被せてどうのってんじゃなくて一発だろ、これ、ってくらいな弾き様でとても素晴らしい。昔はこの大人しさがダメかなって思ったけど、今はこの大人しさが成長だろう、って思える。今なら言える傑作アルバム、か。
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