Chick Churchill - You And Me

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Chick Churchill - You And Me (1973)
You And Me - Green Label

 昔好きだったバンドを今でも好きだからちょくちょく聴くってのと、いや〜、あんまり聴かなくなってきたな、どころかココ何年も聴いた記憶がないのもある。もう30年以上聴いてるとそういうのもたくさんあって、そもそも何で好きだったんだろ?ってのもあれば何で今は良く聴こえるんだろ?ってのもある。ま、そういうもんだ。んで、鍵盤のハードなの聴きたいな〜なんて思ってて、ふと目に付いたのがこの人。

 Chick Churchill、ご存知Ten Years Afterの鍵盤奏者で、TYAのライブでアルヴィン・リーの後ろでド派手に頭振ってオルガン弾いてる人ですよ。あぁ、もちろんベースのレオ・ライオンズもずっとアタマ振ってるけど、この人も結構凄くて、もう明らかに60年代のプレイなのね。で、それが結構好きで、オルガンも結構ハードに弾いてた印象もあったから、1973年にリリースされたソロアルバム「You And Me」なんてのはそれこそ好き勝手に弾いてるんだろう、って思ったものだ。メンバーを見ればドラムにコージー、ギターにバーニー・マースデン、TYAからはもちろんレオ・ライオンズ、更にジェスロ・タルのマーティン・バレも参加、更にミックスにはマシュー・フィッシャー…、揃いも揃ってるこのメンツ、それでハード的なプレイだったらかなり楽しめそうじゃないですか♪

 って話だけど、そもそも昔聴いてて全然記憶に残ってなかったのはそりゃそうか、当たり前だな、ってまたしても思ったくらいに何の取り柄もないアルバムで、メンツの豪華さだけで残されているようなモンだ。歌もチャーチルが自分で歌ってるからか、ナヨナヨした感は否めないし、いや、味があると言えばあるんだが、どうもねぇ…。それでコージーやバーニーにマーティンなどなどですか…、鍵盤も派手に弾きまくるでもなくピアノを聴かせるでもなく、ポップスでもなくロックでもなく、う〜ん、何したかったんだろ?単に音楽を作ってやりました的なモンだろうか?ってくらいだ。職人芸的なのは事実だけど、時代からは忘れ去られるだろうなぁ…。


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フレ
Posted byフレ

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