Strawbs - Grave New World

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Strawbs - Grave New World (1972)
Grave New World

 この辺の音が好きか?って言われると昔は聴いてたけど今は好きとは言い切れないかも。嫌いじゃないけど、積極的に好んで聴いていく音とはちょっと違うよなぁと。まぁ、前は英国モノだったら何でも吸収しとけみたいなのあったけど、さすがに今はもうそこまでは無いから単純な好みと聞き所による。ただ、こんなブログやってるから聞くか、って聴くことも多くて毎回聴いてると面白いな、とかへぇ〜こんなんだったんだ、良いじゃない?とか思うポイントがあってさ、だからやっぱり半分くらいは好みじゃなくても聴いて発見して楽しんでるってのはあるな。

 Strawbsの1972年作品「Grave New World」。それこそリズム隊はHudson=Fordで、鍵盤奏者からリック・ウェイクマンは離脱済、デイブ・カズンズが奮闘している作品で、ジャケットがちょいと印象深く見えるのはウィリアム・ブレイクの絵が使われているからか。このバンドも不思議と、プログレ系統で語られる事が多かったみたいで、自分もその辺から聴いてったクチ。今でもプログレバンドのひとつと思ってしまう部分はあるけど、聴いていると実際にはそんなにプログレバンドなところは多くない。ちょっと実験的にメロトロンや逆回転なんかを取り込んで曲に変化を付けているからやってることはプログレなんだけど、バンドとしてそうなのか、ってなるとそうでもなくて、割とアコースティック中心なポップ、ソフトロック的な側面が強い。んで、この「Grave New World」はそれがモロに出ている感じで、アレンジ面ではプログレ的=革新的、斬新な発想とも言える使い方はあるけど、基本的に歌モノだし…、って、でも、そういうのって他にはあんまり無いからプログレなのか…、納得(笑)。

 …ってことで、全然プログレバンドというにはちょっとイメージ違うので、普通の取り組みで聴いていけるだろうし、ちょっと曲が凝ってるのもあるから幅広いけど、基本フォークバンドだと思って…、うん、この後の作品からはもっとロックに寄っていくけど、ここまではアコースティックなバンドなんです。そのアコースティックぶりがこれまた結構なモノでしてね、歌はちょいとナヨナヨしいけどしっかりとロックバンドです、うん。David Bowieの初期作品とも相通じるものあるね。




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フレ
Posted byフレ

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yuccalina  

こんにちは。
プログレとトラッド系は結構かぶるんですねえ。
とか、私はワールド・ミュージックからトラッド経由でプログレに戻ってきたという、変なルートで聴いてるせいか、こうゆう方が耳に馴染みますです。
ところで、ブレイクですが、ちょっと調べてみたら、色んな方面へ影響力があるんですねえ。
オルダス・ハクスリーからギンズバーグ、ドアーズ、アトミック・ルースター、ELP、ビリー・ブラッグ、パティ・スミスにアイアン・メイデン、って頭がクラクラしますです。

2016/01/23 (Sat) 13:32 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>yuccalinaさん

プログレとトラッドはそうですね、割と被るの多いですね。

ブレイクはアチコチに影響を及ぼしてますね。
印象的なんでしょうけど…、好みで言えば自分はあまり好きじゃないですね。
インパクトありすぎるからかも。

2016/01/24 (Sun) 23:02 | EDIT | REPLY |   

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