Tank - This Means War

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Tank - This Means War (1983)
This Means War (24bt)

 たっぷりと時間があったら何する?って事を実感した年末年始、あれこれの予定も面倒で全部キャンセルして籠もってたに等しい時間があったんでそりゃもちろん聴きたいモノはたっぷり聴いて、観たいライブDVDや映画なんかもアレコレ色々と観て、更に弾いてみたい曲ややってみたいなっていうのもちょっとギターで弾いてみたりして、何か好き勝手してた。もちろん食べたいのも食べて飲んで寝たいだけ寝て、起きたら好きなことして、思ったのは自分がやりたいのってこんな程度の時間で出来るレベルのものだったのかという軽い失望。そんくらいの時間の使い方覚えろよ、って気がするもんなぁ…。

 motorheadの弟分として騒がれたTankの1983年三枚目の作品「This Means War」。相変わらずそのあだ名に恥じることのない強烈に男臭いサウンドは健在で、アルギー・ワードのヘヴィネスな歌声と突き刺さってくる楽曲群は有名な次作「Honour & Blood」の前兆とも言えるくらいに出来上がったアルバムで、この「This Means War」があったからこそ名盤「Honour & Blood」が生まれたんだなってのがすぐに分かるくらいに酷似している作品でもある。もっと粗ったいので、このツインギター体制の試験的稼働という部分もあったのだろうが、だからこそパワーアップ&コントロールの出来た「Honour & Blood」は傑作に仕上がったのだろう。そんな予感をヒシヒシとさせてくれる「This Means War」はアルバム冒頭からピコピコ鳴ってて、「??」ってなるが、それが終わればいつも通りのあのリフ構成が炸裂してくれるので安心、そこからはもう怒涛の疾走パンクメタル、motorhead直系サウンド。

 Tankってもっと良い音でアルバム出し直してくれてるのかなぁ…、自分が聴いてるのは古いのだから音のバランス悪くて、今ならもっとパワフルな音圧で聴かせてくれるだろうに、と思うけどバンドやアルバムの本質はもう十二分に感じているんで欲張りなお話かな。しかしこれまでよりも一層暴力的攻撃的な音に仕上がってきているよ、これ。カッコ良いわ。レミー亡き後、アルギー・ワードがTankでまた頑張ってくれると良いんだけどな、そうはいかないのだろうか…。


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フレ
Posted byフレ

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