Otis Grand - Blues '65

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Otis Grand - Blues '65 (2013)
Blues '65

 年の瀬を迎えている中でも世の中の風がどう吹こうがまるで興味もなく、自分の好きなものを聴いて書いてるというワガママなブログなのだが、アグレッシブなブルースギターのプレイにひたすらハマってて、廻りのこととかどうでもいいや、これだよこれ、スゲェよ面白いよ、ってな感じにただひたすら聞いているという楽しさ。ギターっていいんだよねぇ、もうさ、こういう風に弾ければって思うのはあるけど、そんなの今更なかなか難しいし、そこまでチャレンジしようとも思ってないし、自分でってのはほぼ諦めてるけどさ、聴いてるとスゲェ響くワケよ、カッコ良いワケよ、こんな音色とプレイって痺れる!みたいにね。

 うん、Otis Grandのプレイが結構良いです。いや、ここ最近取り上げてるのはどれも結構ハマれる音が多くて楽しめるんで、その辺も聴きつつ、今回はOtis Grandのプレイ、ライブ映像の「Blues from the Heart - Live [DVD]」が凄いらしいけどまだ見れてないので、その前に聴いてしまった「Blues '65」ってのを。うん、タイトル通りに65年頃に時代を巻き戻してのブルースっていうテーマでアルバムを作ったらしいけど、なるほど、ロックの世界じゃ、こういうのって当たり前にあったけどブルースでもそういうのやってみれば良いのかって。古き好き時代に戻ってのバンドが沢山出てきてて、それがそこそこ売れてたりするのがロックなワケじゃない?んでブルースってそもそもそんなに進化してないからそこまで時代を遡るっても変わりにくいってあったからか、そういう発想のアルバムやミュージシャンってのはほぼなかったんじゃないかな。SRVあたりだとフォロワーは多数いたけど、人に戻るって話で、時代を遡るってのとはちょいと違う。ところがこの「Blues '65」は音色やフレーズなんかモロに65年かどうかはともかく、その頃のアルバムと並べて聴いても遜色ない作風の音に仕上がってるしアルバムそのものもかなり気合いの入ったギターサウンドで聴いてて心地良い。うん、そうか、そういうことか…と納得。

 それでいてこの頃には多分あまり無かったであろう弾きまくりスタイルが存分に出ていて、65年頃なんだけどモダンなんだけど、弾きまくり、それはフレディ・キングあたりのとはちょっと違ってて、音がモダンだけど弾きまくりっつう新しい感覚だからだろうか。実にユニークな試みによるプレイで、そんなレイドバック感を知らなくて普通に聴いてもギター小僧なら割とハマるだろうなぁ…。知ってるとB.Bみたいじゃね?とかSRVで来たか〜とか色々と感じるものあるし、ロック寄りの作品とも言えるからウチの読者も皆喜べるだろうし、何よりも熱いのが良い。魂溢れる熱いプレイが聴けるっつうのは重要です。そんなことで痺れまくってるという年末付近、まだまだ熱いブルースを酒と一緒に楽しもうじゃないか♪








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フレ
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