Phillip Walker - Big Blues from Texas

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Phillip Walker - Big Blues from Texas (1994)
Big Blues from Texas

 ブルースって飽きないな、って思う人はそんなに多くないのだろう、そもそもそんなに聴くって人も多くはないだろうし、聴いてもそこまで色々と深くって人も更に少ないのかも。でも結構マニアックなのがいっぱい出てるし、レビューなんかもきちんと出て来るからファン層そのものは割と広いだろうし、聞き続ける人も根強くいるんだろうね。何かと再発あったり復活あったり市場に割と常にある感じだもん。カントリーミュージックみたいなモンだろうけど。

 1994年にリリースされているPhillip WalkerとOtis Grandの作品「Big Blues from Texas 」。Phillip Walkerってさ、もちろん50年代頃から活動しているお方でして、それが90年代に入ってこんなにスゲェのを出してくれてるという…、これでこんなギター弾いてる人いたんだ?って昔のも聞き直したりするんだけど、そんなに出て来ないんだよな。やっぱりそういう目立たなさもあるからこうして90年代にソロ作でこんだけカマしてくれる作品を出しているのだろうか。とにかくアグレッシブなテキサスブルースそのもので、音色も良いねぇ〜、これ、ホント。Otis Grandとのジョイントでもあるからどっちのギターも聴けるのはその差が歴然としていて面白い。音に特徴あるから聴き違えることもないし、楽しそうにプレイしているのも良いよなぁ。

 んでも、フィリップ・ウォーカーが弾くギターはもう一発で、あぁ、これこれ、みたいに分かるのはホント頼もしい個性だ。アルバムそのものも弾きまくりから始まってムーディーに聴かせるもの、オーソドックスにギターを聴かせて泣けるブルースなどもあって割と多彩に楽しんでいる感じで聞いている側もこの溢れる才能をたっぷりと聴ける。何か凄いなぁ、こういうの。ギターっていいよ、やっぱり。こういう音出してみたいな、なんて思うし、弾いてみたいなって感じるもん。








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フレ
Posted byフレ

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