Van der Graaf Generator - Merlin Atmos - Live Performances 2013

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Van der Graaf Generator - Merlin Atmos - Live Performances 2013
Merlin Atmos - Live Performances 2013

 惰性…そんな単語が似合う最近の生活。このブログもかな、そうだな、そんな感じがあってアグレッシブにこうするぞ、みたいな気概が溢れているってんじゃない。何だろな〜、冷め切ってるってワケじゃないから、熱いもの聴くと熱くなってきて凄くハマっていける。ただ、そういうのが少なくなったのか、それは知らないだけだろうって思うんでアレコレ聴いてみる。徐々に自分がどんなの好きなのか分からなくなってくるという事もあるか。いや、それは判ってるけど、その瞬間だけで継続的に熱く聴いていられるのが少ないのかも。昔の作品やライブでも良いけどそれはもう当たり前ってのあるから、やっぱり新たな刺激が欲しい。でも日本のバンドのライブなんかに行くでもないし、そもそも何したいんだ?みたいなカオスになってる事もある。ん〜、考えてもしょうがないから何か聴こう。

 Van der Graaf Generatorの近年のライブアルバム「Merlin Atmos - Live Performances 2013」。正直、この辺のバンドの再結成モノってほとんどタッチしてないし、あまり触る気もなくって再結成して新作出してるんだ、くらいにしか思ってなかったんだけど、現役時代よりも長く続けてるワケだからそれなりに意味のある音が作れているのだろうなというのは分かるし、聴いてみてもいいかな、ってのもあった。ただ、もうプログレのプログレたる部分やロックのロックたる部分がどこまで出せてるのかってなるとかなり懐疑的でもあったんでそんなに食指が伸びなかったのも大きい。一概にすべてのバンドがってワケじゃなくてそういうバンドの方が多いだろうと。んで、Van der graaf generatorで言えばピーター・ハミルなんだから多分変わらない人。ポップ路線やってるワケじゃないから、結局再結成しても何してもパンクな彼のスタイルには変わらないんだろうなと。ただ、そのスタイルがどこまで発散できてるんだろ?っていう興味はあった。

 聴いてみて、後悔したね(笑)。もうちょっと真面目に早めに聴いてても良かったかも。相変わらずの吐き捨てるような尖ったスタイル、そして新曲群に囲まれたライブのアルバムなのだが、曲を知っている知らないに関わらず、ピーター・ハミルそのままのスタイルが前面に出ているライブ、曲なのでいつものVDGGぶりを聴けるという安心感、一体今自分はいつのライブを聞いているんだろ?っていうくらいだし、曲も知らないんだけど、知っている感じの曲に聞こえてくるという不思議さ。それだけ進化がないと言えばそうなのかもしれないが、圧倒的なポリシーでスタイルを作り上げているとも言える。凄いな、ピーター・ハミルの世界は。この歳で相変わらず攻撃的なVDGGの世界をきちんと再現していた。なるほど、再結成して長くなるハズだ。



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フレ
Posted byフレ

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