Suzi Quatro - Quatro



アメリカはデトロイト出身の女性ロッカー、スージー・クアトロ。1970年代半ばに人気を博して今でも現役活動中だが、その実英国に渡ってデビューを果たしたという経緯があり、本国アメリカからすると彼女は逆輸入ということになる。が、まぁ、使えるものは使えってことでそれが我々リスナーにとってはなんの影響も及ぼさない事実というだけだ。
かっこいいんだよな。ベースを持って革のジャンプスーツに身をまとってごつくてムサい男連中をバックに従えてハードなロックを歌い上げるっつうスタイルが、ある種一世を風靡したのだ。アルバムジャケット見ててもかっこいいし、女性ロッカーでここまでかっこよさが出せる人ってのはそうそういない。せいぜい後のクリッシー・ハインドくらいでしょ。クアトロの前だとジャニスとかが云われるけど、ロッカーっつうよりもブルースなわけで、ロックンロールを歌い奏でるって意味では実はメジャー路線では一番早いのかもしれない。
で、アルバムを何枚か出しているワケだが、セカンドアルバム「陶酔のアイドル」が一番聴いたかな。全部のアルバムを聴いた訳じゃないのでアルバム毎の比較はそれほどできないんだけど、元々モータウンとかが好きな人らしくて、だからこそベース弾いてるんだろうけど、そこにポップでキャッチーなロックを入れ込んできたっていうトコでしょ。やっぱねぇ、最初の歓声から「


2003年のライブの模様を収録したDVDが出ているらしいので見てみたい気もするけど、多分格好悪いだろうから見ないでおくのも手かなぁ…。そういえば日本のボウイがクアトロとセッションで「Wild One」やってシングルB面に収録したってのもあったな…。う~ん、姉御、黄金期のライブDVD出してくれ~。


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