Marilyn Manson - Holy Wood
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現代に於けるゴシック系バンドの最高峰というかもっとも有名なバンドにマリリン・マンソンっつうのがある。誰が見ても気持ち悪い~っていうのを売りにしていて、実際にその格好を見ると決してかっこよくないし気持ち悪い感じだけど、病んだ国アメリカではそれがウケに受けている。その余波なのか、日本はおろか世界中で売れているっていうから不思議。どこの国も刺激を求めているっつうか病んでるっつうか、まぁ、今まで隠されていた部分がクローズアップされたら人気が出たってことなのかもしれないけどさ。
で、そのマリリン・マンソン、アリス・クーパーを100倍くらい気色悪くしたショウパフォーマーだね。サウンドはノイジーでヘヴィーなサウンドにダミ声で響き渡らせるというラウドロック系で、パワーはかなりある。そんな中でも最高傑作って云われているらしい「Holy Wood」ってので行ってみよう~♪
まぁ、なんというか「The Fight Song」のノリの良さからこのアルバムにしたんだけど、この前の「メカニカル・アニマルズ」あたりも割と印象深い作品だった。不気味さってう意味ではそっちだね。怖さってのはコッチのアルバムになるのか。でも、そこはアメリカの音だから垢抜けているので、湿っぽい暗さは無い。しかしここまで完全にダークサイドを打ち出されるとなぁ、喜劇になっちゃうね。だからアリス・クーパーってそう見えちゃうでしょ。でもここまで徹底していると面白い。バックバンドの面々っつうかバンドメンバーもこのコンセプトを理解した上で一緒に演奏しているのだろうから大したものだ。で、この「Holy Wood」っつうかマリリン・マンソンの詞世界ってのはシニカルな皮肉が多く用いられているようでその辺も共感されているらしい。そういえばMTVでここのベースかギターのツィギーの自宅訪問みたいなのやってて、まぁ、オカルト趣味なんだなぁとは思ったけど、そこに近所のマンソンがGパンにカウボーイハットで普通に登場して、実に普通のアメリカ人だったことに驚いた。やっぱ虚構の世界なんだなぁと当たり前ながら思ったもんな。ツィギーの方がよっぽど変態チックで面白い。
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