Legs Diamond - Diamond Is a Hard Rock

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Legs Diamond - Diamond Is a Hard Rock (1977)
Diamond Is a Hard Rock

 アメリカの音もん色々あって、自分が聴けない、好みではないジャンル、傾向が何となく分かってきたか。全般的にさほど好みじゃないのはあるとしても、熱気のあるアングラなハードロック系統は面白いのが多いね。メジャー路線になっちゃうとどうにもポップでキャッチーで爽やかでってのが出ちゃうから好きじゃない。そういうのに頼れない連中が地力でひたすらやってて、それは面白くて、そこまでアメリカ的な音ではなかったりする。ってことは売る人達がアメリカらしいサウンドってのを作ってて、それに乗ってるだけって話か?シーンって何なんだろうねぇ…。

 Legs Diamondの1977年リリースのセカンド・アルバム「Diamond Is a Hard Rock」。当時それなりに売れたらしいし活動歴も長くて知ってる人も多いんだろうね。自分は全然知りませんでした。聴いてみてなるほど、これなら時代を思うとそれなりにシーンで話題にはなったんだろうなという想像は出来る。ただ、好みで言えばそれこそ全然ダメな部類のハードロックみたいなポップス。AOR傾向が高いというか音作りの話だからバンドそのものの話ではない。鍵盤が結構ピコピコしてて、なんでだろ?って思えばファーストアルバム時は鍵盤中心のハードロックテイストバンドで、このセカンド「Diamond Is a Hard Rock」からはギター中心のハードロックへと進み、その後はシーンに乗るかのようにハードロック路線へ進んでいったが失速度合いも速かったらしい。

 ただね、アメリカンハードロック時代のものとしてはかなり良いレベルな曲も多いし、歌声の快活さと高音域はかなりなモノだし、やっぱりアメリカのバンドは上手い。だからもっと売れてもおかしくなかったし、実際売れたんだからそういう実力は示せているでしょ。そういうのはしっかりと感じるが、どうにも心に残るものが無いのは何故?ここが不思議なアメリカンな音、なのだ。ま、それは好みとして、ハードロックと書いてるけど、結局ハードロックな音をしているキャッチーなポップバンドでしかなくて、そこにはロックという部分がファッション的音的になっているだけなのか、本質のお話になるのかもな。リアルタイムだったら好きだったと思う。



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フレ
Posted byフレ

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