Full Moon - State of the Artists

Full Moon - State of the Artists (1980)
State of the Artists

 先日とある告別式に参加したのだが、参加そのものはもちろん好きじゃないのは元より、参加してみていつも感じるのはお坊さん達のコーラスワークの美しさと木魚と鈴の音色の美しさだ。人数が多くなるとコーラスワークの厚みが増すから迫力が増すのと共に熱気と気合いがどんどんと高揚していくことでさすがに魂弔いの儀式だから凄い迫力だもん。かと言ってそればかり追求して聴くってもんじゃないけど、ライブではまさにドラマティックな序章から始まり、コーラスワークが展開され、土着的リズムにより熱を帯びて終焉を迎える、そんなストーリーが見れるのもこれまたよろしい…もっともその最中は慎ましやかな表情でいなければダメなのと、関係者でないことが条件だろうけど。いやいや、失礼なお話でした。

 1980年頃ってのはアメリカでも地下のロックシーンが盛んだったのか、たまたま地下でしかい生きられないくらいに表のシーンと正反対の路線にいたかってバンドが多かったようだ。今となってはその中にも結構なバンドが存在していたんだというようなことも知られていたりするらしい。大体はNWOBHMに近い音を出すシーンだったようだが、今回のFullmoonなんてのもその一つ。1980年作の「State of the Artists」なんてのも自主制作でしかリリースされていなかったらしいが不発掘音源として今ではそれなりに知られているとかいないとか…。確かに音作りはチープで生々しい録音の音だったりミックスももうちょっと、とかバランスも当時のMTRレベルなのはよくわかるけど、出て来る音はかなりカッコ良いバンドで、この辺って面白いのかもなと。

 こちらもジャケットで見られるようにツインギターバンドだからか、Wishbone Ash系のドラマティック仕立てのツインギターを聴かせる、そして哀愁漂うメロディを中心にした楽曲群が心地良く響く。歌声もなかなか哀愁を感じさせるもので、コーラスワークもまさにそのもの、ブレイクを挟みながらのメロディ作りも見事でそこに絡むギターの美しさも相当な代物なので、確かに名作の域にある作品。こういうレベルのをメジャーな人がプロデュースすると相当な名盤になっただろうなと思える快作。抜けは良いけど哀愁漂うメロディという不思議なセンスが同居するバンドで、もうちょい知られててもいいだろうってレベル。こういうのは英国のB級バンドとは全然異なるモロにメジャーで通じるレベルだけど商業路線からは時代的に外れていたというものか。ホント、名盤だわ。





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