Tin Machine - Tin Machine II

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Tin Machine - Tin Machine II (1991)
ティン・マシーンII(紙ジャケット仕様)

 iPhoneで本を読むようになってから何年にもなるが、紙媒体の本の方がやっぱり読みやすいというのは当たり前で、未だにそう思う。何でも探してDLして読めるってのは便利なようで、実はそうじゃない時の方が多いことも使ってる人はわかるだろうね。決まったアイテムをDLするならデジタルの方が圧倒的に楽なんだけど、そうじゃない時、自分なんかは大抵こちらなのだが、タイトルとか著者名とか見て適当〜に何冊も買ってくるっていう場合はデジタルじゃ無理でさ、目の前に本があるから出来る技で、そういう買い方が普通だったから狙って買うとなるのは結構面倒。結局紙媒体の本を持ち歩くのかと…、それもヤだからあんまり本を読まなくなってきた(笑)。

 David Bowieが70年代ロックに回帰したセンスの良いロックバンドTin Machineのセカンド・アルバム「Tin Machine II」。アルバムのリリースは1991年なので、もうハードロックが衰退し始めてきた頃、敢えて70年代風味なバンドに回帰したのはどうしてだ?ってのが当時からあったけど、結果的にはそのセンスはちょっとズレてたけどある種正解だったのかも、という節はある。まぁ、ボウイさんの場合はそういうの無視して全部ソロでも出来ちゃうからお遊びだろっていう風に思われちゃうんだろうけど。一方のバンドの方は結構真剣に取り組んでて、ここぞとばかりにそれぞれの才能を吐き出してるからか、かなり気合の入ったソリッドな楽曲で占められたアルバムが出来上がっている。当時は不評だったけど、今普通に聴いてるとかなりハイセンスでユニークな音出してるので、もっと高評価を得ても良さそうな感じはする。ボウイという名前が大きかったのか、不利な側面が多かったけど、何の何の、名盤に近い出来映えとも言える秀作ですよ。この辺が音楽で評価されないというか、しょうがないんだけどさ、ボウイの名前あるから広くは聴かれたと思うが、ボウイを聴くリスナーにはこの手の音をきちんと評価てきる人は少なかったってことだ。

 当時ね、テレビで夜中にやってたりして見てたから聴いてたんだよ。ライブがカッコ良くてさ、Tin Mchineっていいじゃねぇの、って思ってたけど、どうにも世間的にはよろしくない雰囲気で、なんでかね、とは思った。まぁ、今でもそうかもしれんが自分の感覚の違いかな。中途半端にロックです、っていうバンドの作品に比べりゃ全然ロックだしセンス良いし、ツボを知ってるし落ち着いたロックバンドでしょ。初期衝動的な勢いはないけど、安定感はたっぷり、そして実験精神も旺盛だったし結構良いアルバムだけどなぁ…。




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フレ
Posted byフレ

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