Metallica - Garage Inc.
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Metallica - Garage Inc. (1998)

80年代に限らないが表舞台のシーンがあれば必ず裏の、水面下のシーンもある。80年代のポップスはともかくHR/HMシーンで表舞台と言えばLAメタル系がとにかく華やかだったが、水面下ではNWOBHM旋風が起こり、その影響からメタリカを筆頭とするスラッシュメタル勢が生まれてきたとは有名な話で、このヘンのバンド郡の仲の悪さも知られていることだろう。そりゃナヨナヨした格好したロックだぜ〜、ってのと超硬派な男臭い連中と仲が良いはずがない(笑)。どっちがシーンに残ったんだ、ってのは歴史が証明しているが、商業的にはどっちもどっちかもね。
メタリカが1998年にリリースした「Garage Inc.」は新録ディスク1枚と過去にリリースしてきたカバーバージョンを一気にまとめてディスク化してリリースした2枚組で、過去のファンと決別した「LOAD」「RELOAD」のアルバムを出した後の路頭に迷った時期に誰でもが通る道をメタリカも通っていたってことか、個人的にはとってもユニークだったと記憶してる。メタリカのNWOBHM好きは知られていた話だけど、実際にこうやってDaimond Headのカバーが出て来るとルーツがしっかりと見えてきて面白いし、しっかりとメタリカバージョン、と言うか違和感なく演奏されているのが影響をしっかりと感じさせる。初っ端がDischargeってのがちょっとびっくりした。Dischargeってハードコアパンクとスラッシュの合いの子的なバンドだし、こういうところで出て来るのは分かるけど、やや違うという気がしてたからさ。他は不思議感なく、原曲に忠実にカバーしているし、それでいてメタリカっていう音で出して来てるから頼もしい。Diamond Headは明らかに原曲を超えてしまってるのはあったりするが…。
一方で過去リリース済のカバー集の2枚目のディスクは強烈だ。落ち着いた雰囲気での新録のディスク1とは打って変わって、勢いだけで突破してった最初期のメタリカそのもの、スラッシュメタルそのものでのカバーなので勢いと若さが違う。こういうのがロックだよな、なんで思ってしまうもん。それにしてもこの頃も新録の頃も同じようなバンドばかりをチョイスしているってのはやっぱり初期衝動からバンドが受けた影響は変わらないってことなんだろうか。その間に余計な影響は受けていない…ってよりも原点回帰したいという欲求の表れだからか。どっちでもいいけど、このカバー集は圧倒的に最初期を収録してるディスク2に軍配が上がる。選曲はともかくバンドのパワーが違う。比較するもんでもないが、どうしたってそう聴いちゃうでしょ。

80年代に限らないが表舞台のシーンがあれば必ず裏の、水面下のシーンもある。80年代のポップスはともかくHR/HMシーンで表舞台と言えばLAメタル系がとにかく華やかだったが、水面下ではNWOBHM旋風が起こり、その影響からメタリカを筆頭とするスラッシュメタル勢が生まれてきたとは有名な話で、このヘンのバンド郡の仲の悪さも知られていることだろう。そりゃナヨナヨした格好したロックだぜ〜、ってのと超硬派な男臭い連中と仲が良いはずがない(笑)。どっちがシーンに残ったんだ、ってのは歴史が証明しているが、商業的にはどっちもどっちかもね。
メタリカが1998年にリリースした「Garage Inc.」は新録ディスク1枚と過去にリリースしてきたカバーバージョンを一気にまとめてディスク化してリリースした2枚組で、過去のファンと決別した「LOAD」「RELOAD」のアルバムを出した後の路頭に迷った時期に誰でもが通る道をメタリカも通っていたってことか、個人的にはとってもユニークだったと記憶してる。メタリカのNWOBHM好きは知られていた話だけど、実際にこうやってDaimond Headのカバーが出て来るとルーツがしっかりと見えてきて面白いし、しっかりとメタリカバージョン、と言うか違和感なく演奏されているのが影響をしっかりと感じさせる。初っ端がDischargeってのがちょっとびっくりした。Dischargeってハードコアパンクとスラッシュの合いの子的なバンドだし、こういうところで出て来るのは分かるけど、やや違うという気がしてたからさ。他は不思議感なく、原曲に忠実にカバーしているし、それでいてメタリカっていう音で出して来てるから頼もしい。Diamond Headは明らかに原曲を超えてしまってるのはあったりするが…。
一方で過去リリース済のカバー集の2枚目のディスクは強烈だ。落ち着いた雰囲気での新録のディスク1とは打って変わって、勢いだけで突破してった最初期のメタリカそのもの、スラッシュメタルそのものでのカバーなので勢いと若さが違う。こういうのがロックだよな、なんで思ってしまうもん。それにしてもこの頃も新録の頃も同じようなバンドばかりをチョイスしているってのはやっぱり初期衝動からバンドが受けた影響は変わらないってことなんだろうか。その間に余計な影響は受けていない…ってよりも原点回帰したいという欲求の表れだからか。どっちでもいいけど、このカバー集は圧倒的に最初期を収録してるディスク2に軍配が上がる。選曲はともかくバンドのパワーが違う。比較するもんでもないが、どうしたってそう聴いちゃうでしょ。
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