Evanescence - The Open Door

2003年にデビューしてアルバム一枚で世界中を制覇してしまったエヴァネッセンスだが、メンバーの脱退やら失踪やら色々とトラブルに見舞われていたようで二枚目のアルバムが出るまでに3年もかかるという新人バンドとは思えない期間の長さにはこの時代にして驚くモノだが、まぁ、メンバーの問題ならばしょうがないか。ファーストアルバム「フォールン」が凄く良かったので結構期待していた二枚目のアルバム「ザ・オープン・ドア」がようやくリリース♪ 実は音源自体はちょっとマニアックなところで入手したので9月上旬には聴いていたんだけど(笑)、うん、メンバーが替わっていても全然問題ないね。
ボーカルを担うエイミーの歌声は相変わらず…どころか更に伸びやかな艶のある声になっているかもしれん。サウンド的にも前作のエヴァネッセンスというバンドのもつ形態と同じ路線で作られているのですんなりと聴けるのが面白い。こういうサウンドの作りっつうのはエイミーが全編握っているからなのか、プロデュース的にそうしているのか、後任メンバーがエヴァネッセンスの香りをしっかりと吸収してから参加しているのか、もともと誰でも出来上がる曲なのか(笑)…、いや、それくらいにファーストとの差が出てこないので不思議。
相変わらずのゴシック調の曲のイメージとエイミーの引き込まれる歌唱力に、ラウドなノイズギターと強烈なグルーブ…、その中にしっかりとストリングスで美しい音が奏でられていたり、アコースティックギターが部分的に使われていたり、もちろんピアノも自然なモノとして使われているので、そこだけ聴くとどこがゴシック調なのかとも思うが、そう言ったごった煮のサウンドが流れる中でメロディがしっかりと作り込まれている所が何かかっこ良い。最初はファーストの方が全然良かったなぁと思ってたけど、聴いているウチにこっちもかなりの出来映えで今後も期待しちゃうバンド。何か一時限りのバンドかと思ったけど意外と息の長いバンドになるのかもしれない。
ジャケットもバンドのイメージを裏切らない印象で、コンセプトがしっかりしていて良いから期待しちゃうジャケットだもん。唐突に本ブログに登場した何の脈絡もない取り上げ方しちゃったけど、やっぱかっこ良いのでいいでしょ。
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