Scorpions - Savage Amusement

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Scorpions - Savage Amusement (1988)
サヴェイジ・アミューズメント(デラックス・エディション)(DVD付)

 アマゾン見てるとやたらとリコメンドで出て来るから、ほう、そうかデラックス盤が出るのか、とイヤでも目について気になってしまうのだった。こんだけ目立てばねぇ…と聴いてみるかなと出してきて、ほとんど聴かなかった作品を耳にしてみることに。1988年のリリースだったのか、これ。ジャケットはかっこ良いので記憶にあったけど丁度その辺を聴かなくなってきた頃にリリースされてきたのかな…、多分後回しにしててそのままだったのかもしれない。

 スコーピオンズのアメリカ進出後の作品のひとつ、「Savage Amusement」。…って時代もあって割と無視してたアルバムだけど、今こうして聴くと何か凄く良いんじゃないか?って気がする。そりゃもちろんアメリカナイズされててキャッチーでAOR的な部分は出ちゃってるけどさ、冒頭からマティアス君ウネウネと弾きまくってるし相変わらずのクラウス・マイネの歌声だし、ってよりももっとグイグイと伸び伸びと歌い切ってる感じだし、バンドが絶頂期にあるっていう感じが溢れ出てて凄い余裕しゃくしゃく感がある。もちろん音もしっかり作られてるから作品としてしっかりしたものに仕上がっているのは当然か。コアなリスナーからはあんまり評判良くないのかもしれないが、この時代のスコピも悪くない、どころか売れてから余裕溢れた作品作りが出来ているのかもしれない。

 しっかりとスピードチューンもあってウネウネしてるしバンドの本質部分はもちろん全然変わってないんだろうなぁってのは感じるもんね。しかし今聴くとメタルっつよりも圧倒的にハードロックだね。そして妙なメロディや硬質感がやっぱり英国やアメリカのモノとは違う異質感、これがドイツ感なんだろう、かっこ良いわ。ドイツのハードロックのカッコ良さを世界に魅せつけた筆頭格はスコピだろうし、やはりドイツもきちんと体系的に聴いて制覇してみたいという欲求に駆られるが、なかなか出来ないだろうな…。これまでのを纏めてみるだけでも見えてくるだろうが…。そんなことをぼんやり考えてたら、強烈な「Love On The Run」が終わっていつものバラードで終了って所になってしまった。もうちょっと引っ掛かるアルバムだと更に良いんだけどね、単にいいね、ってアルバムになっちゃうかもな。





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フレ
Posted byフレ

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