Faces - Reunion 2015

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Faces - Reunion 2015
Faces: 1970-1975 You Can ake Me Dance, Sing Or Anything

 普通はロック聴くのって卒業していくのかな。だんだん聴かなくなってっていつしか…みたいな人が多いんだろうけど、何かのきっかけでまた聴き始めるってことも多いようだ。自分なんかは好きでず〜っと聴いてて、今でもまだまだ聞きたいってくらいなモンだから離れるとかあまり考えたことなかったけど、そりゃま生活が忙しくなったりパターンが変わったりしてそうなっていくんだろうね。そしてまた戻ってくる人は戻ってくる…しかも普通に手に入る、どころか見れたり聴いたりが簡単になった時代になってるんだから、しかもレコード屋行ってみれば安いし、自分は大人になって多少なりともカネ持ってるから買えちゃうし、そういう輩向けにいろいろな商品はきちんとリリースされてるし、なるほどよく出来た構造だ。

 2015年9月5日の英国のチャリティイベントで存命3人によるFaces再結成との報はTwitterで初めて目にしたんだけど、どうせまたロッド抜きだろ…って思ってて、でも、よく考えたら存命の3人って、あれ?誰だ?まさかテツ山内さんってことも無かろうし、ケニー・ジョーンズとロン・ウッド…やっぱロッドか??って思ったら案の定ロッドだったんで驚いた。そこでようやくロッドが戻ってきたのか〜、どんなんだろうな〜なんて思ってはいたけど、実際当日はすっかり忘れてたという始末。またしてもTwitterで話題になってたので、あ、そっか、もう終わっちゃったのか…って思いつつも、そのうちYouTubeで上がるかな、と適当に待ってて、時間見つけて探して見てたらホントにロッドが歌ってて驚いたというか感動したと言うか感極まったと言うか…、そんなに思い入れのあるバンドでもないんだけどさ、やっぱりなんかひとつの歴史がまたここで蘇ったっていうのか、それよりも多分ロッドがR&Rを歌ってるのが良かったんだよ。もうさ、全然違う世界に行ってる人だっていう印象があったから、こんな風に酔いどれジジイ達と一緒に歌ってる姿を見るとさ、何だよロッド、全然変わってないじゃねぇか、と言いたくなるくらいに普通にFacesのロックシンガーロッドだった。

 普段は上手いメンツを集めてのバンドによるライブで安定した歌を歌っているんだろうけど、ここじゃやっぱりFacesだ、上手いとかナントカの次元じゃなくR&Rだ。何せロニーがリーダーだからな、グデグデですよやっぱり(笑)。んでも皆楽しそうでさ、殊にロッドとロニーが好き勝手に適当にプレイしてて、所々ではロニー・レインやイアン・マクレガンを追悼しつつ…んで「Ohh La La」が出た時には涙したなぁ、ロッドよ、やるなぁ…。選曲だってさすがにファンを知ってるなっていう曲ばかりで7曲、最後は恒例のR&RってのもFacesらしい。なんつうかさ、ファンもスゲェ再結成だ!って言う風には見てなくてそこらの有名な爺さん達がまた集まってやってくれてるわ〜くらいの懐かしさ感で普段のロッドとはまるで異なる世界感だよね。やっぱりロックが似合ってるぜ、ロッドよ。そして現役のロニーもさすがだ。一人でバンドを引っ張り、ロッドを操ってる。

 良い再結成モンを見れたもんだ。まさかあのまま変わらないプレイとステージが見れるとはなぁ、ホント嬉しかった。この二人が実に微笑ましく楽しそうにやってるのを見ててやっぱ良いモンだな。





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フレ
Posted byフレ

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