Riverside - Love, Fear & the Time Machine
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Riverside - Love, Fear & the Time Machine (2015)

記憶力はある程度良くないとレコクターって出来ないんじゃないだろうかと思ってて、例えばライブラリに何があるかを掌握しておかないと実際に昔は店に買い物に行ってその場でレコードとか見て持ってたか持ってないか、または自分が必要としているレコードなのかどうか、自分の買いたいリストにあるものかどうかってのを記憶してないとダメでさ、もう一回買いに行くってのはあるけど、大抵見た時が買い時なので二回目に行くと無くなってるってモンだ。普通に思うとメモ持ってけばいいのでは?って思われるかもしれないが、明確にコレ、ってのを買いに行くならそれで良い。でも、もうね、数十枚以上のモノを聴いてみたいって思ってる時だからリスト書いたってわかんないし、いちいち見てもいられないからさ、記憶だけが便りになるワケ。それはもう聴いた時もそうだしね。どんなアルバムだっけ?ってなるじゃない?そんな事で記憶ってのは重要…だけどこれがまたこぼれ落ちていくものなのだよ…。
結構待ちに待った新作リリースだったRiversideの「Love, Fear & the Time Machine」。ポーランドのバンドってのはウチでも良く取り上げてるけど、Riversideを筆頭にポーランドってのは自分的にかなり面白いバンドの宝庫になっていて、フィンランドに続いての注目国なんですね。良質なサウンド、自分の好みのサウンドが世に出て来るってのがその辺のポイントで結構面白い。その筆頭格がRiversideなんだけど、当然新作も期待してるワケで…、期待ってよりも当たり前の安心感。自分好みの音が必ず出て来るって安心感。最初に聴いてそう思えないハズもないし、何度聴いてもハマれる音だろうし、問答無用に楽しめることがわかっているバンド。当然今回もその期待通りの音世界で、以前に比べるとやや真の暗さから浮上している感はあるけど、それでも十分にRiverside的暗さの範囲内でなかなかよろしい。
サウンドは相変わらずの円熟したプログレロックと言えるだろう。ギターの歪み中心ながらもメタル寄りと言うんでもなく、ロックの範疇内でのプログレッシブサウンド。なんといってもこの歌声が個性的で浮遊していて好きだ。力まず淡々と、それでいてきっちりと表現し切る歌、重さと強さが存在している歌なんだろう。その他楽器、楽曲は捻りも何もなく…ってかRiverside的捻りは既にたっぷり入っているからそれ以上でもなく、きちんとプレイヤーがプレイヤーとしての仕事をこなしている音が出て来る。こういう書き方すると冷淡だろうけど、その暗さ冷たさ職人性がRiversideの面白さだし、ロジャー・ウォーターズの世界に被ってくるあたりなのだな。そう、だから好きなんです。コピーでもカバーでもないけど、本質的な所でロジャー・ウォーターズと同じ香りがするんだよね。
だからアルバムは一気に何回も聞くってよりかは事あるごとにいつも聴いているというような聴き方になるんじゃないかな。時間をちょっと作って一気に聴ける時、夜中黙々と何かをしている時、そんな集中する時間に聴くものになるね。それでいて覚えやすいフレーズはたくさんあるからすぐに過去作品とも同じレベルに馴染んじゃうだろうし。そういう意味で何も進歩してないアルバムとも言えるか。今はそれで良いんじゃないかなと。

記憶力はある程度良くないとレコクターって出来ないんじゃないだろうかと思ってて、例えばライブラリに何があるかを掌握しておかないと実際に昔は店に買い物に行ってその場でレコードとか見て持ってたか持ってないか、または自分が必要としているレコードなのかどうか、自分の買いたいリストにあるものかどうかってのを記憶してないとダメでさ、もう一回買いに行くってのはあるけど、大抵見た時が買い時なので二回目に行くと無くなってるってモンだ。普通に思うとメモ持ってけばいいのでは?って思われるかもしれないが、明確にコレ、ってのを買いに行くならそれで良い。でも、もうね、数十枚以上のモノを聴いてみたいって思ってる時だからリスト書いたってわかんないし、いちいち見てもいられないからさ、記憶だけが便りになるワケ。それはもう聴いた時もそうだしね。どんなアルバムだっけ?ってなるじゃない?そんな事で記憶ってのは重要…だけどこれがまたこぼれ落ちていくものなのだよ…。
結構待ちに待った新作リリースだったRiversideの「Love, Fear & the Time Machine」。ポーランドのバンドってのはウチでも良く取り上げてるけど、Riversideを筆頭にポーランドってのは自分的にかなり面白いバンドの宝庫になっていて、フィンランドに続いての注目国なんですね。良質なサウンド、自分の好みのサウンドが世に出て来るってのがその辺のポイントで結構面白い。その筆頭格がRiversideなんだけど、当然新作も期待してるワケで…、期待ってよりも当たり前の安心感。自分好みの音が必ず出て来るって安心感。最初に聴いてそう思えないハズもないし、何度聴いてもハマれる音だろうし、問答無用に楽しめることがわかっているバンド。当然今回もその期待通りの音世界で、以前に比べるとやや真の暗さから浮上している感はあるけど、それでも十分にRiverside的暗さの範囲内でなかなかよろしい。
サウンドは相変わらずの円熟したプログレロックと言えるだろう。ギターの歪み中心ながらもメタル寄りと言うんでもなく、ロックの範疇内でのプログレッシブサウンド。なんといってもこの歌声が個性的で浮遊していて好きだ。力まず淡々と、それでいてきっちりと表現し切る歌、重さと強さが存在している歌なんだろう。その他楽器、楽曲は捻りも何もなく…ってかRiverside的捻りは既にたっぷり入っているからそれ以上でもなく、きちんとプレイヤーがプレイヤーとしての仕事をこなしている音が出て来る。こういう書き方すると冷淡だろうけど、その暗さ冷たさ職人性がRiversideの面白さだし、ロジャー・ウォーターズの世界に被ってくるあたりなのだな。そう、だから好きなんです。コピーでもカバーでもないけど、本質的な所でロジャー・ウォーターズと同じ香りがするんだよね。
だからアルバムは一気に何回も聞くってよりかは事あるごとにいつも聴いているというような聴き方になるんじゃないかな。時間をちょっと作って一気に聴ける時、夜中黙々と何かをしている時、そんな集中する時間に聴くものになるね。それでいて覚えやすいフレーズはたくさんあるからすぐに過去作品とも同じレベルに馴染んじゃうだろうし。そういう意味で何も進歩してないアルバムとも言えるか。今はそれで良いんじゃないかなと。
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