Iron Maiden - The Book of Souls
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Iron Maiden - The Book of Souls (2015)

しかし夏の終わりからずっと天気が悪い日々が続いててどうにもどんよりとした雰囲気があったけど、英国ってそもそもそういう気候な国で、何度か行った事ある程度なんだけどいつも冬だったからか曇り空ばかりでしとしとな天候ばかり。そりゃ英国人が底抜けに明るいなんてことはないだろうよと納得したものだ。そんな中から出てきているロックの世界の大御所多数、やっぱり大英帝国的なところがあるんだよな。作品を重ねるごとに失速していうバンドもあれば相変わらずというバンドもある。ただ音楽やってると常に新しい事もやりたくなる、取り入れたくなるってのはミュージシャンとしての宿命でもあり、一方では変わらないモノ、これまでと同じ路線でより素晴らしいクォリティを求めるなんていう贅沢も出て来るのが難しいところ。
Iron Maidenの2015年作「The Book of Souls」。そもそもリリース前からメイデン新作出すのか?しかも2枚組で?大丈夫か?絶対ダレダレになったアルバムになるんじゃないか?って予想が大多数、でも何かやってくれるだろうという期待感、いやいや、もう付き合いですからね、良い悪いじゃないんだよってのも大多数。結局何でも良いんだよ、メイデンならさ(笑)。そんな気風の中リリースされた新作2枚組を何度か聴いてみた。やっぱね、一度じゃしっくりと来ないし何回か聴かないと…しかも今回は2枚組の長尺アルバムだから簡単には分からんよな〜ってのがあったしね。ところが聴いていくと面白くて、どっちかっつうとDisc2の方が面白い、ってかこれまでのメイデンらしい感じが漂ってる。Disc1ももちろんそうなんだけど、ちょっと物語的な長尺感があるからかな。それともアルバムに入り込むまでに時間が掛かるからDisc2でようやくのめり込めてるのかもしれない。
ん〜、速くて躍動するような昔ながらのメイデン風味のある曲はさすがにないんだけど、円熟味を増したメイデン風のは多数、トリプルギターだとやっぱりそれぞれの個性やツインギター的な所が目立ちにくいのかなぁ、ギターのメロディでのドラマティック感がもうちょいかも、なんて思ったりもするけど、これまであまり聴かれなかったようなフレージングによるギターも出て来るから、へぇ〜ってのはあった。それよりも何よりもブルース・ディッキンソンの歌声が最初の方は無理してる感を感じたけど聴いてるとそんなことないか、きちんと声出てるか、って感じるので何とも不思議なものだ。立て続けに聴いてればそういうのも気にしなくなるんだろうけど。しっかり10分レベルの大作が数曲あって、これがまた聴いてるウチに曲の長さを気にしなくなってくるという作り込みようが見事で、テンポチェンジや突然の展開なんてのもいつも通り出て来るのでメイデンらしい。
さて、それでこのアルバムはどうなの?って話になると、そりゃ80年代のメイデンを求めちゃ酷でしょ。アレには敵わないよ。んで、90年代以降のメイデンとは?ってなるとそっちをあんまり聴いてないからわからん(笑)。だけど、案外長尺感を感じることなく聞けるし、慣れるとメイデンだな〜ってのが染み渡ってくるから、そこからは聴きやすいしメイデンらしいしかなりの作品に仕上がってるんじゃないかと。昔の作品みたいに何度も何度も聞くってんじゃないけど、でも、ここから入った人は何度も聴けるくらいのスルメ的クォリティは持ってるし傑作の部類だろうと。まぁ、やっぱり80年代のメイデン求めちゃうんでその辺からはダメだろうけどね。燃えないんだよな〜どれも(笑)。

しかし夏の終わりからずっと天気が悪い日々が続いててどうにもどんよりとした雰囲気があったけど、英国ってそもそもそういう気候な国で、何度か行った事ある程度なんだけどいつも冬だったからか曇り空ばかりでしとしとな天候ばかり。そりゃ英国人が底抜けに明るいなんてことはないだろうよと納得したものだ。そんな中から出てきているロックの世界の大御所多数、やっぱり大英帝国的なところがあるんだよな。作品を重ねるごとに失速していうバンドもあれば相変わらずというバンドもある。ただ音楽やってると常に新しい事もやりたくなる、取り入れたくなるってのはミュージシャンとしての宿命でもあり、一方では変わらないモノ、これまでと同じ路線でより素晴らしいクォリティを求めるなんていう贅沢も出て来るのが難しいところ。
Iron Maidenの2015年作「The Book of Souls」。そもそもリリース前からメイデン新作出すのか?しかも2枚組で?大丈夫か?絶対ダレダレになったアルバムになるんじゃないか?って予想が大多数、でも何かやってくれるだろうという期待感、いやいや、もう付き合いですからね、良い悪いじゃないんだよってのも大多数。結局何でも良いんだよ、メイデンならさ(笑)。そんな気風の中リリースされた新作2枚組を何度か聴いてみた。やっぱね、一度じゃしっくりと来ないし何回か聴かないと…しかも今回は2枚組の長尺アルバムだから簡単には分からんよな〜ってのがあったしね。ところが聴いていくと面白くて、どっちかっつうとDisc2の方が面白い、ってかこれまでのメイデンらしい感じが漂ってる。Disc1ももちろんそうなんだけど、ちょっと物語的な長尺感があるからかな。それともアルバムに入り込むまでに時間が掛かるからDisc2でようやくのめり込めてるのかもしれない。
ん〜、速くて躍動するような昔ながらのメイデン風味のある曲はさすがにないんだけど、円熟味を増したメイデン風のは多数、トリプルギターだとやっぱりそれぞれの個性やツインギター的な所が目立ちにくいのかなぁ、ギターのメロディでのドラマティック感がもうちょいかも、なんて思ったりもするけど、これまであまり聴かれなかったようなフレージングによるギターも出て来るから、へぇ〜ってのはあった。それよりも何よりもブルース・ディッキンソンの歌声が最初の方は無理してる感を感じたけど聴いてるとそんなことないか、きちんと声出てるか、って感じるので何とも不思議なものだ。立て続けに聴いてればそういうのも気にしなくなるんだろうけど。しっかり10分レベルの大作が数曲あって、これがまた聴いてるウチに曲の長さを気にしなくなってくるという作り込みようが見事で、テンポチェンジや突然の展開なんてのもいつも通り出て来るのでメイデンらしい。
さて、それでこのアルバムはどうなの?って話になると、そりゃ80年代のメイデンを求めちゃ酷でしょ。アレには敵わないよ。んで、90年代以降のメイデンとは?ってなるとそっちをあんまり聴いてないからわからん(笑)。だけど、案外長尺感を感じることなく聞けるし、慣れるとメイデンだな〜ってのが染み渡ってくるから、そこからは聴きやすいしメイデンらしいしかなりの作品に仕上がってるんじゃないかと。昔の作品みたいに何度も何度も聞くってんじゃないけど、でも、ここから入った人は何度も聴けるくらいのスルメ的クォリティは持ってるし傑作の部類だろうと。まぁ、やっぱり80年代のメイデン求めちゃうんでその辺からはダメだろうけどね。燃えないんだよな〜どれも(笑)。
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