Stanley Clarke - Journey to Love
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Stanley Clarke - Journey to Love (1975)

これまであまり真面目に聴いた事のないフュージョン系のベーシストあたりを漁ってるけど、それでも名前はたいてい知ってるんだから不思議なものだ。ジャンル自体の幅も広くないのか、結構決まった面々が一大勢力になってシーンが終わった…と言うか進化していったという感じなのかな、そんな中でやっぱこの辺のベーシストってったら出て来るだろうなぁと想像できる人が登場です(笑)。
スタンリー・クラークですね。バキバキのベース弾く事で知られてたハズ…なんだけど実際はどういう人なのかはよく判ってないんです。とりあえずソロ作三枚目くらいになるのかな、「Journey to Love」ってアルバムが1975年にリリースされてまして、ゲストギタリストにはご存知ジェフ・ベックやジョン・マクラフリンが参加という事でロックファンにも割と知られているアルバム…じゃないと思うんだが、そういうウリ文句になっているハズだ。ジェフ・ベックがダメだったのがフュージョン寄りだったからだけど、こういうの聴くと、別にそういうのを意識してたんじゃなくて、自分の技巧的な部分を発散できる世界ってのがたまたまエレキジャズの走りだったフュージョンの世界だったって話だろうから、あまりジャンルの区別は無かったんだろうとは想像に難くない。実際ベックが参加している曲…どころかベックのための曲「Hello Jeff」なんて聴いてると単なるセッションだもんね。スタンリー・クラークがソロアルバムでわざわざやらなくても、ってくらいのベック節だ。思い切り尖ってるし。もちろんスタンリー・クラークのベースはアルバム冒頭からバキバキで…、もっと前に出てきてもと思うけど、これくらいが良いのかもな。
一方のジョン・マクラフリン参加の方は割と壮大な楽曲で、ジョン・コルトレーンに捧ぐってなタイトルで、美しいな〜って音世界にこりゃハマってるわ、と思うくらいのジョン・マクラフリンのギター、いつも通りって言えばいつも通りなフレーズでね、そう考えるとスタンリー・クラークって人はベーシストとして名を馳せているけど、その実やっぱり普通な音楽が好きなミュージシャンなんだろうと。プレイヤー気質ってよりもアンサンブル重視な人なんだろうと思うね。んで、このアルバムのプロデューサーがジョージ・デュークともう出来たような面々が出会っているという作品、そして正にクロスオーヴァーなアルバムに仕上がっている、とロックファンは思うワケだ。このヘンの境目ってプレイヤー目線で見れるかどうかだろうなぁ…、曲を聴いて良いってんでもないし…、そういう意味じゃジャズだよな、やっぱ。しかし…、美しい作品だ。

これまであまり真面目に聴いた事のないフュージョン系のベーシストあたりを漁ってるけど、それでも名前はたいてい知ってるんだから不思議なものだ。ジャンル自体の幅も広くないのか、結構決まった面々が一大勢力になってシーンが終わった…と言うか進化していったという感じなのかな、そんな中でやっぱこの辺のベーシストってったら出て来るだろうなぁと想像できる人が登場です(笑)。
スタンリー・クラークですね。バキバキのベース弾く事で知られてたハズ…なんだけど実際はどういう人なのかはよく判ってないんです。とりあえずソロ作三枚目くらいになるのかな、「Journey to Love」ってアルバムが1975年にリリースされてまして、ゲストギタリストにはご存知ジェフ・ベックやジョン・マクラフリンが参加という事でロックファンにも割と知られているアルバム…じゃないと思うんだが、そういうウリ文句になっているハズだ。ジェフ・ベックがダメだったのがフュージョン寄りだったからだけど、こういうの聴くと、別にそういうのを意識してたんじゃなくて、自分の技巧的な部分を発散できる世界ってのがたまたまエレキジャズの走りだったフュージョンの世界だったって話だろうから、あまりジャンルの区別は無かったんだろうとは想像に難くない。実際ベックが参加している曲…どころかベックのための曲「Hello Jeff」なんて聴いてると単なるセッションだもんね。スタンリー・クラークがソロアルバムでわざわざやらなくても、ってくらいのベック節だ。思い切り尖ってるし。もちろんスタンリー・クラークのベースはアルバム冒頭からバキバキで…、もっと前に出てきてもと思うけど、これくらいが良いのかもな。
一方のジョン・マクラフリン参加の方は割と壮大な楽曲で、ジョン・コルトレーンに捧ぐってなタイトルで、美しいな〜って音世界にこりゃハマってるわ、と思うくらいのジョン・マクラフリンのギター、いつも通りって言えばいつも通りなフレーズでね、そう考えるとスタンリー・クラークって人はベーシストとして名を馳せているけど、その実やっぱり普通な音楽が好きなミュージシャンなんだろうと。プレイヤー気質ってよりもアンサンブル重視な人なんだろうと思うね。んで、このアルバムのプロデューサーがジョージ・デュークともう出来たような面々が出会っているという作品、そして正にクロスオーヴァーなアルバムに仕上がっている、とロックファンは思うワケだ。このヘンの境目ってプレイヤー目線で見れるかどうかだろうなぁ…、曲を聴いて良いってんでもないし…、そういう意味じゃジャズだよな、やっぱ。しかし…、美しい作品だ。
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