Larry Graham & Graham Central Station - My Radio Sure Sounds Good to Me

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Larry Graham & Graham Central Station - My Radio Sure Sounds Good to Me (1978)
My Radio Sure Sounds Good to Me

 今までチョッパーをメインにやる、っていうベーシストの知り合いは一人だけで、それ以外はみんなロックベーシストの中でのドライブ感だったから、チョッパーメインのフュージョン的なセンスのベースって結構目の前で見てると衝撃だったな。ちょっと貸して、ってやり方教えてもらって何となく音が鳴るようにはなったけど、どうすんだ、これ?って感じだったけど、それをメインにしちゃうベーシストってのはいるもんだな。そもそもどういうタイミングでチョッパーって使うかとか考えると結構難しいんじゃないかな。今はスラップ、ってのかな。そんな経緯でどんなベーシストがいるんだろ?ってちょろっと見てて、ん?ってのがあったんで…。

 Larry Graham & Graham Central Stationの「My Radio Sure Sounds Good to Me」ってのが出てきてさ、この人って…、そうだよな、やっぱ。元スライ&ザ・ファミリーストーンのトコのベーシストさんで、その後バンド組んで出てきてて、その一曲目の「Pow」ってのがその筋じゃ知らない人がいないだろ、ってくらいのチョッパーでハネまくってるプレイってことで、流してみると笑っちゃうくらいに笑っちゃう(笑)。それだけで曲が成り立つのか?ってくらいに全部チョッパーで、しかもインストじゃないんだよ、しっかりと踊れるファンクなんだよ。こんなに明るく楽しく笑えるチョッパーってのもあまり聴けないんで、感心してしまった。そのままアルバム聴いてたんだけど、アルバムそのものは全然自分的には面白くなくてさ(笑)、ベースとかファンクリズム的には面白い部分あるけど、やっぱこういうの好みじゃないからね。

 あ、うん、黒いグルーブそのままのファンク系なんだが、特にこの人達ならではの音楽性ってのはなくって、ベースがスゲェ好き勝手にやってるのがある、ってだけで普通に歌モノのソウル・ファンク系なアルバムに聞こえます。実際このアルバムがどういう風に評価されてるのか知らないから聴いた限りの感覚で書いてますけどね。それでも多分、こういう音を出していたバンドって彼らくらいしかなかったのかもしれない。自分的なイメージでは小ソウル・ファンクってのはこういうもんだろってのあるけど、他に何知ってる?って言われても知らないからなぁ…。昔よりは聴けるようになったよ、こういうの。好んで何度もは聴かないからやっぱり体質的に合わないんだろうなぁ。





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フレ
Posted byフレ

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yuccalina  

ご無沙汰しております。
ラリー・グラハムのチョッパーには、あのブーツィー・コリンズもびっくらこいたそうですが、彼の登場から、ベーシーストが主張し始めたのは確かでしょうね。ダンス音楽にとっては、ドラムやパーカッションよりもベースが大事なのは、ヨーロッパのフォークダンスにおいても同様なので、とても興味深いです。

2015/09/03 (Thu) 19:12 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>yuccalinaさん

ベースって魅力ある楽器なのでねぇ、フォークダンスでもベースが重要ってのはちょっと深堀りしてみないと、って思いました。

2015/09/12 (Sat) 10:21 | EDIT | REPLY |   

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