Marcus Miller - A Night In monte-Carlo

4 Comments
Marcus Miller - A Night In monte-Carlo (2010)
ナイト・イン・モンテカルロ

 ブリブリグリグリなベースって昔々よく夏の夜中のテレビで見てたな~、って今思うとそれは丁度80年代初期のフュージョン全盛期だったからナントカフェスティバルやらジャズナントカみたいなのとか結構やってて、色々な人が来日してライブ演ってたんだよね。それのテレビ放送版で、夜中によく見てた。見てたってか夜中テレビつけるとやってたからやっぱり見ちゃってね、こんなんどうやってんだろ?とか単純に心地良いな~って感じでBGMなんだけど聴いてた。その時は全然追求する気もないからその場で誰なんだろ?へぇ~で終わりでね、やっぱロックの方が興味津々だったからさ。

 楽器のカタログなんか見てるとその頃その頃に人気のあったミュージシャンや注目のミュージシャンみたいなのに一生懸命自社の楽器を持たせて広告塔にしている努力もよくあって、こんな人がフェルナンデス使ってるハズないだろ、とかアリアプロ2なんてコイツ絶対使ってない!とかさ、それでも宣伝塔に無理やりしたてて写真載っかってたもん。それでも、そういうのからミュージシャンの名前って覚えちゃうのもあって、その中のひとりがマーカス・ミラー。アリアのパンフに載ってたのかな、かっこいいスタイルのベース弾きだな、って写真だけで思ってた。んで、テレビで見たフェスでのベースの良さってのもあって、ああいうのかぁ…って感じ。んで、そういうのって心地良いな~、この季節ってさ、と思って適当に探して、やっぱりライブ盤、しかも円熟してる方が良いな~ということで「A Night In monte-Carlo」な作品を。

 何せベースバキバキブリブリでグイグイとリズム引っ張ってくのが好きだからね、ライブのグルーブがやっぱり心地良い。知ってる曲が幾つか入ってるのも聴きやすくて、ベースがこんだけメインに鳴ってるのも普段聴かないから面白いわ。やっぱり一流のベーシストだし、アンサンブルもきちんと考えられてるし演奏陣営の力量はまるで問題無いわけで、とすると熱気か?それもプロの領域だから普段から凄まじい。すなわちコレ以上はどうしていくんだ?ってくらいのフルセットが詰め込まれているんだから悪いはずがない。こういう演奏を聞きたければベストなチョイスだったなと我ながら納得。問題は普段からこういうのばかり聴きたいとは思ってないから、ってことだ。んでもさ、やっぱり凄い世界だよなぁ、ホントのミュージシャンってのはこういう作品になるのだろう。ベースって心地良いな。







関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 4

There are no comments yet.
おっさん  

80年代のナントカフェスティバルはよく行ってました。
安い入場料でマイルスやサンボーン、
マーカス、メセニーなんか見れてお得でしたね。

2015/08/24 (Mon) 06:42 | EDIT | REPLY |   
フレ  
Re:

安かったんですね。自由気儘で緩やかな雰囲気が好きでした。

2015/08/24 (Mon) 20:56 | EDIT | REPLY |   
akakad  

音のバランスに難はあるものの内容は一番いいライブあるかなと思います
Blastが本当にいい曲でその他の曲を見てもジャズとオーケストラは相性がいいですね
この人はやっぱりライブが凄くてベースのゴリゴリ感を味わうならThe Ozell Tapesが最良かなと
今特に好きなベーシストはマーカス・ミラーとArc of Lifeの2ndをリリースした以降のここ2年のビリー・シャーウッドです
ジョン・エントウィッスルやクリス・スクワイアに近いタイプです

ジョージ・ベンソンが終わったらマーカス・ミラーのコンプリートをする予定です

2023/07/22 (Sat) 19:19 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>akakadさん

いや、もう、その方向は全然突っ込めてないので…(汗)
ただ、最近超絶テクインストものも割と聴いてるかな。

2023/07/23 (Sun) 19:26 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply