Peter Green Sprinter Group - Soho-Live at Ronnie Scott's
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Peter Green Sprinter Group - Soho-Live at Ronnie Scott's (1998)

やっぱりロック好きなんです。だからホワイトブルースが好きなんです。ホワイトブルースってブルース好きに言わせるとロックだと。じゃブルースって何だ?って話になる。そんな下らないこだわりがマニアの頼もしい所で、人がこだわらなくて良い所にこだわることこそ職人芸、マニアの世界です。何かを極めていけば自然にそうなるのはどの世界でも同じだし、もう反論ってよりも相手を尊重して会話が出来るってもんだ。下らん事はいっぱいあるけど。
Peter Green Sprinter Group名義での1998年のライブアルバム「Soho-Live at Ronnie Scott's」。そう、1998年です。その4月5日にロニースコッツのクラブでのライブをほぼ丸ごと記録してて、復帰後のピーター・グリーンは聴いてなかったからちょっと聴いてみたいと思ってライブに手を出してみた。元々このSprinter Groupはドラムがコージー・パウエルで、ベースがニール・マーレイだったという意外なメンツによるグループだったようだ。コージーは相変わらず割とすぐに辞めちゃったらしいけど、このライブではベースはニール・マーレイのままで、意外なほどブルースにきちんと馴染んだ堅実なベースプレイが聴けるのはさすが職人。今回は音楽の好みじゃなくて人間としての付き合いの部分で参加していたのだろう。結果的にやっぱり色々あって脱退してしまうけど、最初のインパクトとしては絶大。ゲイリー・ムーア周辺がこの復活劇に相当協力した結果なのかもしれないなという憶測はもちろん働くが。蛇足だけどこのライブが収録されている夜は皮肉にもコージーが交通事故で他界した夜だった。故に多々想いもあってのリリースだったろうと。
中味について言えば、ブランクなんて何の関係もなく普通に、どころか円熟味を増して…ってもこの人昔からこういうブルースギターだからほぼ変わらないのか。ちょっとギターの音に色気がついてきた感あるけど、歳取ってからの音でこれだけ色付いてるのはなかなか珍しい。フレーズも曲もプレイも、そしてトリッキーな聞かせどころはもうそのまま健在で、ギターはストラトかES-335なのか、そんな雰囲気の音で相変わらずの色気あるギター。確かにクラプトンと似た系統のギターボーカリストでもあるかなという感じはあって、実は自分は昔からこの人のプレイはよく理解できてません、というか好みじゃなかった。今でも好んで聴くブルースメンでもないので、今回も聴いてみたけどどこが、ってのがちょっと分からない。多分、表現としてのブルースは良いけど、もっと命削ってる音の方が好みなだけだろう。枯れた音は苦手だし。それでもこういう音でこういう作品で復活してきてシーンにいる、ピーター・グリーンに影響を受けたギタリスト達も多いし、こういうブルースもあるっての分かるし、やっぱライブだから聴いてて聴き応えはある。

やっぱりロック好きなんです。だからホワイトブルースが好きなんです。ホワイトブルースってブルース好きに言わせるとロックだと。じゃブルースって何だ?って話になる。そんな下らないこだわりがマニアの頼もしい所で、人がこだわらなくて良い所にこだわることこそ職人芸、マニアの世界です。何かを極めていけば自然にそうなるのはどの世界でも同じだし、もう反論ってよりも相手を尊重して会話が出来るってもんだ。下らん事はいっぱいあるけど。
Peter Green Sprinter Group名義での1998年のライブアルバム「Soho-Live at Ronnie Scott's」。そう、1998年です。その4月5日にロニースコッツのクラブでのライブをほぼ丸ごと記録してて、復帰後のピーター・グリーンは聴いてなかったからちょっと聴いてみたいと思ってライブに手を出してみた。元々このSprinter Groupはドラムがコージー・パウエルで、ベースがニール・マーレイだったという意外なメンツによるグループだったようだ。コージーは相変わらず割とすぐに辞めちゃったらしいけど、このライブではベースはニール・マーレイのままで、意外なほどブルースにきちんと馴染んだ堅実なベースプレイが聴けるのはさすが職人。今回は音楽の好みじゃなくて人間としての付き合いの部分で参加していたのだろう。結果的にやっぱり色々あって脱退してしまうけど、最初のインパクトとしては絶大。ゲイリー・ムーア周辺がこの復活劇に相当協力した結果なのかもしれないなという憶測はもちろん働くが。蛇足だけどこのライブが収録されている夜は皮肉にもコージーが交通事故で他界した夜だった。故に多々想いもあってのリリースだったろうと。
中味について言えば、ブランクなんて何の関係もなく普通に、どころか円熟味を増して…ってもこの人昔からこういうブルースギターだからほぼ変わらないのか。ちょっとギターの音に色気がついてきた感あるけど、歳取ってからの音でこれだけ色付いてるのはなかなか珍しい。フレーズも曲もプレイも、そしてトリッキーな聞かせどころはもうそのまま健在で、ギターはストラトかES-335なのか、そんな雰囲気の音で相変わらずの色気あるギター。確かにクラプトンと似た系統のギターボーカリストでもあるかなという感じはあって、実は自分は昔からこの人のプレイはよく理解できてません、というか好みじゃなかった。今でも好んで聴くブルースメンでもないので、今回も聴いてみたけどどこが、ってのがちょっと分からない。多分、表現としてのブルースは良いけど、もっと命削ってる音の方が好みなだけだろう。枯れた音は苦手だし。それでもこういう音でこういう作品で復活してきてシーンにいる、ピーター・グリーンに影響を受けたギタリスト達も多いし、こういうブルースもあるっての分かるし、やっぱライブだから聴いてて聴き応えはある。
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