Stevie Ray Vaughan - Live at Carnagie Hall

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Stevie Ray Vaughan - Live at Carnagie Hall (1997)
Live at Carnagie Hall

 日が暮れてからの気温がかなり落ち着いた感のあるこの頃、到底夏が終わったとは言えないけど暦の上での立秋を超えているからかちょいと夏の終わり感を感じる、そして秋の始まりを微小ながら感じる季節…とは言え、まだまだ日中は当分暑い日々が続くのだろうが、案外短い夏という季節だなとも思う。暑いから、と言って嫌ってしまうのは可哀想なくらいの寿命しかない季節だとも言える。夏の味方した所でしょうがないのだが、ふとそんな事を肌で感じる事があったんでね。そう思うとお盆休みってのは夏の終わりにご先祖様を迎えるイベント事になるのだ。大して気にもしてないんでご先祖様には申し訳ないのだが…。

 ハードにドライブするスカッとしたギターが聴きたかったんで、やっぱり大御所登場です。Stevie Ray Vaughanのライブアルバム発掘盤「Live at Carnagie Hall」。っても1997年にリリースされているんでまだマシな方だが、ライブそのものはSRVが30歳になった記念日に何とカーネギーホールでのライブを行ったもので、いつものトリオ編成から兄貴他のゲスト陣に加えてブラスセクションをも迎えた正に誕生日イベント的なライブだったもので、全部じゃないけどそこそこ曲数も入っているもの。1984年のライブだからセカンド・アルバム「Couldn't Stand the Weather」を出した後のようだ。何気なく聴いてて、相変わらずハードにラフにドライブしたギターでホントにスカッとするんだよねぇ、この人のギターは。ストラトの音色を見事に使い分けて音を使い倒し、更にフレーズのスピードや指さばきの華麗さが心地良くてね。こんだけライブでグイグイやってるのを記録しているのもそうそう多くないんじゃないだろうか?調子悪そうなのも多いし、ビデオでも今一歩ってのも多いから、そういう意味では結構なノリノリの状況をきちんと聴かせてくれるライブ盤。

 一体どうやって弾いてるんだ?ってのから始まる冒頭から圧倒のライブ…、あ、その前にジョン・ハモンドのご紹介MCからってのも格式あるカーネギーでもあり、ブルースを知らしめることに貢献した男の紹介というありがたき登場。そういうお膳立てはもう存分に出来上がっていたことから特別視されていたショウってのはわかるが、その期待をまるで裏切ること無くこれでもかってばかりにギターを泣かせるプレイは凄いの一言に尽きる。何気にカバー曲も多くてSRVのルーツ的な所も見えるので、頼もしい。今でもSRVフォロワーはたくさんいるけど、やっぱりオリジネイターのこの迫力とプレイに比べちゃうとまだまだだな、なんて思うもんな。



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フレ
Posted byフレ

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