Buddy Guy - Born to Play Guitar
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Buddy Guy - Born to Play Guitar (2015)

新作情報見てて、スゲェなぁ、まだ新作出してくるのかこのジジイ…ってのが、しかもこのジャケットだよ、やってくれるぜよ。そう、Buddy Guyさんです。もう何枚目とか意味が無い。何が傑作とかも大して意味が無い。自分が気になった時に手に入るアルバムを聴いていけばいいだけだ。どの作品だろうが間違いなく魂揺さぶるブルースであることに変わりはない。ギターも変わりはない。だから安心していつだってアルバムを手に取って聴いてくれ。そういう人も珍しいし、特異な存在だろう。ましてやロックが生まれるかどうかの頃からブルース演ってた人だ、それが今でもロックのジジイ達よりも元気にブルース演ってるんだぜ、スゲェよ。
こないだ出た新作「Born to Play Guitar」。まぁ、このジャケットだよ、ホントに。ジミヘン、見てるか、ってなメッセージなんじゃないかなぁとも思えるし、ギターにしゃぶりついてるジジイってのもある。そんな事想像してニタニタしながら聴き始めたんだけど、クレジット見ててふと気づいた。何だ、こんな所にJoss Stone参加してるじゃねぇか。やっぱ、こういうところで熱唱しなきゃ勿体無いだろって思ってたのは自分だけじゃなくて、本人もそうだったのかななんてちょっと安心した(笑)。まぁ、8曲目に参加してるんだけど、さすがにバディ・ガイのエッセンスにかかるとJoss Stoneの存在感も薄くなろうと言うものなのか、熱唱ボーカルしてるんだけど年の功のシャガレ声とのジャムは分が悪かったか…、いやいや、それでもやっぱり大したもので、安心したね。もう一人ファビュラス・サンダーバーズで知らてているキム・ウィルソンが数曲参加してるのもあるし、2曲目ではクレジット見る前に聴いてて、あれ?って声を聴かせてくれたのがビリー・ギボンズ、ここまで来るとさすがに見事に相対しているんで楽しみなジャムに仕上がってるね。
しかしいいのか?こんなジジイのアルバムがこんなに楽しく聴けて…(笑)。結構トリッキーなこと演ってたりするからブルースのアルバムっつうよりももうバディ・ガイ的にひとつの極めた世界感を持っててね、エレクトリックロックブルースなんだよね。白人だったらロックと呼ばれる類の世界。黒人で、リアルブルースからの人だからロックブルースとはあまり言われずにブルースメンなんだけど、やってるのは多分ジミヘンに感化されてのロックブルース。だからストラトで弾きまくり、トリッキーにギターの音を出し、歪み具合もあれこれいじってるしねぇ、ギターの音そのものが多様性あるんで、色々やってる気がする。んでもってそもそものブルースプレイなんだからそんじょそこらの人間が超えられるハズがない。もうそんな域に入ってて、そのまま死ぬぜってくらい突っ走ってる。こんなジジイ、いいよな。魂の全てとエネルギー全てをギターと歌に託して曲とアルバムにしてるってのがわかるし、聴いてても痺れる、ホント。こういうので痺れなかったら何で痺れるんだってくらいの傑作だ。どの曲もどのギターもどの歌もひとつひとつが命を削って出てきているかのようなプレイで…、泣けてくるよ、全く。
そして後半の最後にはヴァン・モリソンとBBキングに捧げるブルースですよ。BBよりはちょいと下の世代になるバディ・ガイ、それでも近しい目標となる人だったろうし、その死はかなり染みたんじゃないだろうか。そういうのもあってのトリビュート作品か、ヴァン・モリソン風味の利いた、単なるブルースに仕上がるはずもなく、オルガンが教会風味を醸し出し、ストラトの音がそこに入り込む、もちろんヴァン・モリソンの歌声は哀愁を帯びているからこその、言うならば聖歌ブルースだろうか、案外ありそうでなかったひとつのブルースの形態かもね。そして聴いている側にももちろんメチャクチャ染み入るナンバー、素晴らしい。歌もギターも魂抜きじゃ出来ない、見事な融合作品。その次に位置している曲名がまた「Come Back Muddy」なんてさ、どうしたんだバディ・ガイ、年貢の納め時を感じているのか?などと思ってしまうくらいだが…。

新作情報見てて、スゲェなぁ、まだ新作出してくるのかこのジジイ…ってのが、しかもこのジャケットだよ、やってくれるぜよ。そう、Buddy Guyさんです。もう何枚目とか意味が無い。何が傑作とかも大して意味が無い。自分が気になった時に手に入るアルバムを聴いていけばいいだけだ。どの作品だろうが間違いなく魂揺さぶるブルースであることに変わりはない。ギターも変わりはない。だから安心していつだってアルバムを手に取って聴いてくれ。そういう人も珍しいし、特異な存在だろう。ましてやロックが生まれるかどうかの頃からブルース演ってた人だ、それが今でもロックのジジイ達よりも元気にブルース演ってるんだぜ、スゲェよ。
こないだ出た新作「Born to Play Guitar」。まぁ、このジャケットだよ、ホントに。ジミヘン、見てるか、ってなメッセージなんじゃないかなぁとも思えるし、ギターにしゃぶりついてるジジイってのもある。そんな事想像してニタニタしながら聴き始めたんだけど、クレジット見ててふと気づいた。何だ、こんな所にJoss Stone参加してるじゃねぇか。やっぱ、こういうところで熱唱しなきゃ勿体無いだろって思ってたのは自分だけじゃなくて、本人もそうだったのかななんてちょっと安心した(笑)。まぁ、8曲目に参加してるんだけど、さすがにバディ・ガイのエッセンスにかかるとJoss Stoneの存在感も薄くなろうと言うものなのか、熱唱ボーカルしてるんだけど年の功のシャガレ声とのジャムは分が悪かったか…、いやいや、それでもやっぱり大したもので、安心したね。もう一人ファビュラス・サンダーバーズで知らてているキム・ウィルソンが数曲参加してるのもあるし、2曲目ではクレジット見る前に聴いてて、あれ?って声を聴かせてくれたのがビリー・ギボンズ、ここまで来るとさすがに見事に相対しているんで楽しみなジャムに仕上がってるね。
しかしいいのか?こんなジジイのアルバムがこんなに楽しく聴けて…(笑)。結構トリッキーなこと演ってたりするからブルースのアルバムっつうよりももうバディ・ガイ的にひとつの極めた世界感を持っててね、エレクトリックロックブルースなんだよね。白人だったらロックと呼ばれる類の世界。黒人で、リアルブルースからの人だからロックブルースとはあまり言われずにブルースメンなんだけど、やってるのは多分ジミヘンに感化されてのロックブルース。だからストラトで弾きまくり、トリッキーにギターの音を出し、歪み具合もあれこれいじってるしねぇ、ギターの音そのものが多様性あるんで、色々やってる気がする。んでもってそもそものブルースプレイなんだからそんじょそこらの人間が超えられるハズがない。もうそんな域に入ってて、そのまま死ぬぜってくらい突っ走ってる。こんなジジイ、いいよな。魂の全てとエネルギー全てをギターと歌に託して曲とアルバムにしてるってのがわかるし、聴いてても痺れる、ホント。こういうので痺れなかったら何で痺れるんだってくらいの傑作だ。どの曲もどのギターもどの歌もひとつひとつが命を削って出てきているかのようなプレイで…、泣けてくるよ、全く。
そして後半の最後にはヴァン・モリソンとBBキングに捧げるブルースですよ。BBよりはちょいと下の世代になるバディ・ガイ、それでも近しい目標となる人だったろうし、その死はかなり染みたんじゃないだろうか。そういうのもあってのトリビュート作品か、ヴァン・モリソン風味の利いた、単なるブルースに仕上がるはずもなく、オルガンが教会風味を醸し出し、ストラトの音がそこに入り込む、もちろんヴァン・モリソンの歌声は哀愁を帯びているからこその、言うならば聖歌ブルースだろうか、案外ありそうでなかったひとつのブルースの形態かもね。そして聴いている側にももちろんメチャクチャ染み入るナンバー、素晴らしい。歌もギターも魂抜きじゃ出来ない、見事な融合作品。その次に位置している曲名がまた「Come Back Muddy」なんてさ、どうしたんだバディ・ガイ、年貢の納め時を感じているのか?などと思ってしまうくらいだが…。
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