James Brown - Revolution Of The Mind: Live At The Apollo, Vol. III

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James Brown - Revolution Of The Mind: Live At The Apollo, Vol. III (1971)
Revolution Of The Mind: Live At The Apollo, Vol. III

 面白い話で、昔はロックしか聴いてなかったから、他の音ってそんなに興味なくて、聴いてもふ〜んってくらいだった。んでも自分が好きなミュージシャンがあれやこれやに影響を受けたとか言ってるのを読んだりすると聴いてみるかなって気になるじゃない?んで、それが自分が全然興味ない世界ってのも多いんだ。でも、そういうのがあったからこそああいう音が出てきてるんだろ?って思うとこういうのを理解しないといけないんだ、みたいなのがあって好き嫌いとは別に勉強の意味でたまに聴いてたりした。そしたらいつしか面白味が分かるようになってくるもんで、それを本能的に影響を受けたと言い放つミュージシャンはやはり凄い感性だったんだなと思う。自分にはそういう感性が備わっていないから時間かかったワケだし。長々と音楽聴いてて好き嫌いあるけどその時々で面白いなと感じるものが変わるし、楽しめる。それでいて昔面白いと思ったものはそのままいつ聴いても面白いと思えるんだから楽しみは増えるばかり、そういう聴き方もありですな。

 1971年7月にアポロ・シアターで行われたライブを収録したJames Brownのアポロ・シアターでのライブシリーズの三枚目となる「Revolution Of The Mind: Live At The Apollo, Vol. III」。自分的にはもちろんJBってのは全部聴いたことあるわけじゃないからどれがベストだとか言える事もないけど、これまで聴いて衝撃的だったのが「Love Power Peace Live At The Olympia Paris 1971」なので、やっぱりJBならライブ盤、しかも71年頃のヤツ、っていう刷り込みされてるんで(笑)。リアルタイムでいけばこっちのが普通に1971年暮れにリリースされていたワケだから普通はこっちが71年のライブの代表アルバムなのだが、自分みたいなのもいるんです、はい。

 ってことで期待して聴くんだな。もちろんあそこまでヘヴィ&グルーヴィーなファンクじゃないんだけど、JBらしい範囲内に収まっているファンクなライブアルバムで心地良い。ブーツィーがいないからかグルーブ感が異なるが、これはこれでJBらしくて当時こっちしかリリースしなかった理由はよくわかる。JBらしいファンクってのはこういうライブだ。それでも半分くらいはあの勢いやグルーブがあるから見事な出来映えでしてね、非の打ち所がない。アポロ・シアターのライブ盤として「I」「II」とあってそっちのが有名だけど、ジャケットの地味さ加減からかあまり出てこない「Revolution Of The Mind: Live At The Apollo, Vol. III」が一番音的にはかっこいいと思うね。ロックと同じである程度の音量で流してると自然に身体が揺れてきます。このノリ…いいわ。んでZeppelinなんかも真似してたりするんだろうなぁ…。



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フレ
Posted byフレ

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