The Rolling Stones - Sticky Fingers Super Deluxe Edition

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The Rolling Stones - Sticky Fingers Super Deluxe Edition (2015)
スティッキー・フィンガーズ(スーパー・デラックス・エディション)(初回限定盤)(DVD付)

 ライブラリからビートルズを選ぶ時にはどのバージョンから聴くかってのを悩んだりするくせに、ストーンズのアルバムがまたデラックス盤でリリースされる、なんてのはワクワクしながら聴くんだからファンってのはいい加減だ。最近はさすがに全部が全部聞く必要もないかと思ってるので血眼になって聴くってほどでもないけど、やっぱり出てたら聴いてみたいし、その違いを実感したいし、そもそも何度も聴かないアルバムだと聞き直す良い機会にもなるし、様々な要素が絡んで結局聴く事になる。そういう人も多いだろうと思いつつ皆好んでダマされる、騙されてみたくなるのだな。

 The Rolling Stonesの1971年の名作「Sticky Fingers Super Deluxe Edition」。そいつが3CD+DVDになって登場したので気になるアイテムに。気になるっても気になった瞬間に聴いてるってのが今の時代だったりするから横目に見て待ってたって方が強いけど、それにしてもよく出してくるね、こういうの。アーティスト側がどこまで容認するかがキモだろうけど、歳取ると皆寛容になるのだろうか。カネについては全く問題ないだろうからカネのためではないから、ストーンズ好きな連中へのプレゼントっていう意味合いが強いか。そりゃそうだね。

 中味についてはアチコチ書いてあるけど、普通のスタジオ盤のリマスターが1枚、そしてデモやらアウトテイクスやらなんとかバージョンみたいなのがいくつも入ってて、1971年のラウンドハウスのライブが半分くらい。3枚目のディスクは1971年のリーズ大学でのライブの模様が入ってて、映像はマーキーのから2曲、おまけでシングル盤「Brown Sugar / Bitch」。自分的にはデモ/アウトテイクスが面白かった。クラプトン参加の「Brown Sugar」とか興味そそるもんなぁ。聴いてみると割としっかりハマってて良いね、って感触だがさすがに仕事となるとリリースは出来なかったかというような所、「Wild Horses」のアコースティック版なんてのはそのままこっちでも良いよ、ってくらい。何ら不思議はない作風で、最後までどっちにするか悩んだんじゃないかな、てな感じのアウトテイクバージョンが5曲、その筋では知られていたものだけどこうして聴けるとやはり違う。

 ライブはもうこの時期だから言う事なしの出来映えなこのは言うまでもなく、ひたすらに楽しめればOK。見事に1971年頃にタイムスリップしてしまうセットになってるし、そうだよな、これミック・テイラーだもんな…などとしみじみ思ってしまうお得意なブルージーなフレーズの嵐。自分が一番良く聴いた頃のストーンズはミック・テイラー期かもしれんし、ライブだったら絶対にこの頃のが良い。







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フレ
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